g-275話 我慢できず

2024年6月29日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
皇帝「少しだけな」

案内されて部屋へ向かい
2分の制限時間で入りました。

ロバート「また来たか。
もう来なくていいのに。明が
よく通したな」

ボス「通してくれませんでしたよ。
最初は。彼が死神か魔人の
どっちかなんですか?」

ロバート「違う違う。あいつは皇帝。
ただの天才。昔からの幼馴染や。
あいつ厄介やから敵にするなよ」

ボス「しませんよ。彼もインカなんで
すね。初めて1人だけ知りました」

ロバート「そうそう。いつも果物いっぱい
もってきてくれてるけど持ってこなくて
いいからな。毎日高いやろうけど
俺は食べられないから悪くてな」

ボス「いいんですよ。いらなければ
捨ててください。勝手に持ってきてる
だけですから」

普通に話しをしているだけですぐに
2分は過ぎたので部屋を出た。

私は部屋を出た瞬間に号泣しました。

ボス「うっ・・・うううっ・・・なんで。
ふぐっ・・・あああっ・・・いらないとか・・・
言わずに・・・持ってこいって言ってくれれ
ばいくらでももってくるのに・・・」

テツ「ボスっ。どうしたんですか?」

皇帝「・・・」

テツは焦る。

テツは座れる場所に移動させて
自分の着てたスーツを脱いで
ボスの顔を隠した。

皇帝は黙って見ていた・・・

30分ほどしてボスは少し
落ち着いていた。

ボス「取り乱して・・・
すみませんでした。あのもし
ロバートさんに何かあったら
教えてください・・・嫌なら
捨てていただいてけっこうです」

私は携帯番号を彼に渡しました。

皇帝「・・・連絡することは何もない。
あとで捨てておくわ」

ボス「それでもかまいません。あなたには
渡しておきたかった。・・・では帰ります」

皇帝に挨拶をして帰った。

ボス「テツ。送ってくれますか?」

テツ「はい。当然です。もしかして
あの人がインカですか?」

ボス「えぇ。インカのボスの側近
で幼馴染だそうです。テツ・・・
今日の事は見なかったことに
してください。お願いします」

テツ「・・・はい。わかりました。
誰にも言わないように約束します」

ボス「お願いしますね」

私は翌日も・・・そのまた翌日も
毎日お見舞いに通っていました。

ボス「では・・・後は任せます」

ダイ「おい。最近ずっと夜帰る
やんけ。ジョーカーが巡回行かんと
統制がとれへんぞ?」

ボス「ダイとマリー達に任せます。
売上落ちても構いませんし統制が
とれてなくてもなにも言いません」

マリー「おい。ジョーカー」

ボス「急ぎますので」

私は急いでその場を離れました。

ダイ「幹部会議も意味ないなー。
結局俺らはジョーカーいないと
なんもできへんよなー」

マリー「そうやな。三巨頭とか
言われても結局な・・・。いつまで
こういう感じが続くんやろうな」

仕事にも影響が出ていましたが
私はロバートさんのお見舞いを
最優先して動いていました。

1か月が過ぎた頃・・・
退院するということを本人から
直接聞きやっと安心しました。

退院する前日までお見舞いは
続けていました。

退院して出迎えるのは私では
なく皆様であるいことは重々
察していました。

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