g-274話 大事な人

2024年6月22日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
私はすぐに決めました。
毎日お見舞いにいくと・・・

ロバートさんが邪魔にならない
お時間にして夜にしました。

高級果物ギフトを購入し
毎日届けに伺いました。

ロバートさんは食べれないから
いいと言ってましたがいつも
無くなっていました。

誰かが喜んでくれているのなら
それでいいと思っていました。

面会が終了した後は・・・
慣れないもので外で泣いてました。

ロバートさんの前では絶対に泣かない
ようにしていましたので安心して下さい

毎日伺い1週間が過ぎた頃・・・

テツ「・・・あれ?ボス?病院?
もしかしてどっか悪いのか?」

私が病院に入るところをテツに
見られてしまいました。私が病気かと
思っていたそうです。

テツは急いで車を駐車して
私を追って病院に入ってきました。

テツ「あの。さっき入ってきた男性は
どっちにいきましたか?」

人に聞いて私を追ってきました。
私が病室へ着いたころに・・・
テツは私をみつけました。

テツ「あっ・・・いた。誰やあいつ」

私は今までいなかったそこの彼が
見張りとなり立っていました。

ボスは皇帝を指さしていた。

皇帝「誰や?あんた」

ボス「あなたこそ。誰ですか?
私はお見舞いに来ただけです」

皇帝「もう来ないでいい。帰れ。
俺はここの人の門番や」

ボス「本人がそう言われたの
ですか?来ないでくれと」

皇帝「あの人は言わない。
だから俺が言ってる。1日に
ほとんどの人と会って無理するから
悪化してもてん。せやから俺が
守ることにした。そんだけ」

ボス「・・・悪化。私のせいで・・・」

私はその場に座り込みました。
悲しくて苦しくて恥ずかしくも
その場で泣いてしまいました。

皇帝「おい。座るな。あんただけの
せいじゃない。全員悪いねん」

ボス「私は・・・ただロバートさんに
元気になってほしいだけ・・・
なのに・・・悪化するなんて・・・」

皇帝「ロバートって・・・お前なんや
なんでその呼び名を知ってるんや」

テツ「ボスっ」

その場を見てテツが出てきました。
私の前に立ち彼を睨みつけてました。

テツ「てめぇ・・・ボスに何言った?」

皇帝「・・・あ?なんやお前」

ボス「テツ・・・やめなさい。
それよりなんでここにいるのですか?」

テツ「ボスが病院に入っていくのを
見たから気になってきたんです。
そしたらこいつがボスに何か言った
みたいだったもので・・・」

ボス「そうですか。なんでもないので
テツ。今日見たことは全て忘れなさい。
彼は私に何かした訳ではありませんから。
すみません。今日は帰りますので・・・
これだけでも渡しておいてください」

私はお見舞いの果物を渡しました。

皇帝「・・・これ。あんたが?もしかして
いつももってきてたりするか?」

ボス「はい。手ぶらではこれませんから」

皇帝「・・・そうか。じゃあ入れ。
妊婦にいい果物ばっかりやから
喜んでてな。その人らにいつも
渡してあげてるねん。あんたなんやな。
ありがとう」

ボス「妊婦って・・・もしかして
彼女2人の・・・」

皇帝「そう」

ボス「そうですか・・・続けてて
よかったです」

ロバートさんが食べていなくても
ロバートさんの大事な人に繋がって
いたことがすごく嬉しかったんです。

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