g-270話 帰ってきた私

2024年5月25日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
帰ってきた私は・・・
世界が変わって見えてました。

ロバート「お帰り。1年半ぶりかな。
1年半前とは見違えましたね~」

ボス「・・・死ぬ経験を嫌ほどした」

ロバート「まだ殺されたいと思う?」

ボス「いや。死にたくないな。
誰にも負ける気しねぇわ。俺は
これから何をすればいい?」

ロバート「あんたが学んできたことを
日本でやればいい。自分で考えて
自分で仲間を作っていけばいい。
なにもないところから始めてね」

ボス「なにもない・・・か。そうやな。
海外でもそういうの見てきたわ」

ロバート「あぁ。じゃあ頑張ってくれ。
そうそう。俺は勝利の会っていう組織
を作ってるから。関わってこないようにな。
ぶつかると・・・揉め揉めなるから」

ボス「勝利の会?なんやそれ」

ロバートさんはロバートさんで喧嘩を
して知り合った連中となぜかつるむよう
になったと教えてくれた。つるむ相手が
私じゃなくて少しショックでしたが年代
が違うし望まないようにしました。

ロバートさんと別れ、私はまず何を
するか考えました。1人ですから。
できることは限られていました。

その中で私が最初に行おうとしたのは
強盗のタタキでした。

組織を乗っ取りたかったのです。
大きな犯罪組織を手に入れるために
タタキを行いたかったのですが
日本にはありませんでした。

ですので復讐代行業にしました。
日本では需要が無いと思いましたが
いじめられっこの憎しみが強くて予想
以上に需要があり依頼がすごく
多く入ってきました。

一人では抱えきれないほど仕事が
入り、仲間が必要と考え一旦整理
をして仕事の量を抑えました。

そして街で昔の私と同じような連中
を探し声をかけていきました。

勿論裏切られることもありました。
でも少しづつ仲間ができました。

仲間といっても知らない不良が多く
揉め事はしょっちゅう起きてました。

半年ほど過ぎた時に・・・
私はロバートさんに相談しました。
どうすればいいと思うのか・・・

ロバート「1人でまとめるなんて
できないから3人にすればいい。
俺は今そうやってるよ?」

ボス「勝利の会やったっけ?
そんな名前やった気がする」

ロバート「いんや。なんか増えて。
今はインカって名前でやってる。
俺はドクターロバートと呼ばれてる」

ボス「ドクター・ロバート?医者か?」

ロバート「まぁそんなもん。そうそう。
俺らとはぶつからないようにね。
俺らは不良を相手にしてるから。
犯罪者を相手にはしていないから
基本はぶつからないと思うけどね」

ボス「そうやな・・・ぶつからない
ようにこっちが気をつけとくわ。
そうか3人体制か・・・なるほどな」

それを聞いて右腕、左腕を作り
分散していくことを考えました。

それがさっきカラオケ店で待っていた
ダイとマリーというものです。

ダイとマリーにも自分を含めた3人を
作ることを教えました。ダイの右腕が
そこにいるマサ。マリーの右腕がテツです。

3人を作っていったことで復讐代行業
以外に闇金や売春、人身売買等の
地下ビジネス等を行ってビジネスを広げていきました。

組織として大きくなっていったことで私達も
名前を決めることにしました。

その名前がアンダーガーデン。略記でUG。

裏で稼いだお金をもとに表のビジネスにも
手を出しました。バーやクラブですけどね。

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