京子「はい。水どうぞ~」
ボス「礼は言わんぞ」
ロバート「言えよ。礼ぐらい。
買ってきてもらってんぞ?」
ボス「・・・っす」
3人で座って水を飲んでいた。
ロバートさんは隣で座った彼女と
ずっと楽しそうに話をしていました。
私は横でその話を聞いてただけでした。
ロバート「もう大丈夫そうかな。
体力も戻ったやろ。京子も安心しろ。
そんじゃあ俺達は行くから。またね~」
ロバートさんと彼女が手を振ってくれて
私も手を振って別れました・・・
私の体力がある程度回復するまで
一緒にいてくれてたのはこの時に
気づきました。
ボス「あんな奴・・・おるんやな」
昔から俺にびびる者ばかりで
喧嘩ばかりやってきて気がつけば
仲間は離れ少年院に入れられてた。
更生なんてできる訳もない。
俺の人生は終わっている実感はしてた
それから2週間が過ぎた頃・・・
私はロバートさんを探していました。
偶然出会いたかったのです。
ボス「いねぇな・・・あいつ」
?「おい。お前止まれ」
ボス「・・・またか」
私は変わらずカツアゲしていました。
生活ができなかったので・・・
数日後に大人数で仕返しを
受けることが多くなっていました。
ドカッ・・・ゴッ・・・バシャッ・・・
?「今度カツアゲしたら殺すぞ。
調子乗んなよ。コラぁ」
ボス「・・・今度?今やれよ。
治ったら俺は仕返しするからよ」
?「お前ぇ殺されたいらしいな」
言いかえした私にむかついたのか
ナイフを持って私に近づいてきました
ロバート「はい~。そこまで~。
すんません。勘弁したってください」
?「なんや?お前。中学生か。
帰れ。邪魔じゃ」
ボス「・・・あいつ」
たまたまとおりかかったロバートさんが
私に気づかれ仲裁にきました。
ロバート「殺すのは勘弁してあげて
ほしいんです。ほら。そんなの殺しても
損するだけじゃないですか」
?「まぁ・・・そやけどな。こいつが
なめた態度とるからこっちもやってる」
ロバート「そうですよね~。なめた態度
とられるとむかつきますので。先輩ら
そいつ次やったら殺すことにしてこの場は
もうすぐ警察来るので引いた方が
互いに得策かと」
?「お前。黙っておけや」
1人がロバートさんに近づき威圧して
いました。ロバートさんはポケットから
液体の入った瓶を取り出しました。
ロバート「勘弁しといて下さいよ~。
これ何かわかります?かかっちゃいます
よ?俺に近づいてきたら」
?「あ・・・?なんやそれ」
ロバート「酢酸エチル。簡単に言うと
劇薬。近づくと自衛でふりまくしか
ないので近づかない方がいいですよ」
?「そんなんでびびると思って・・・」
?「待てぇ。近づくな」
近づこうとしていたが止められてました。
ロバートさんをヤバい奴認定されてました
?「しらけたわ。やめといたる。
帰るぞ。お前ら」
ロバート「ありがとうございましたー。
色々とすんませんしたー」
ロバートさんは頭を下げて帰っていく
不良達を見送っていました。
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