g-263話 邂逅

2024年4月13日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
神戸駅から三宮へ向かう。
人が多く集まる道路ではなく
43号線に出る方で向かった。

こっちの道はすいていた。
普通にしゃべりながら走っていた。

マサ「・・・ん?あれは」

道路の反対で黒いコートの連中を
見る。5人ではなく7人で多い。

マサ「赤い感じの奴もいるが・・・
ちょっと追いかけるか」

マサは道路をUターンして追いつく
そのまま後ろについて走っていた。

インカは全員それに気づく。
急につけられている様子で不信に
なった。2号線に上がる途中の
コンビニによってバイクを一旦降りた

車も同じように入ってきた。
マサは車から降りて声をかける。

マサ「・・・インカですか?」

鹿角「あっ?俺らに話しかけて
るんですか?なんですか?インカって」

普通にしらを切る。

マサ「あぁ・・・悪い。
色々あってちょっと気になって」

鹿角「そうですか。ではお先どうぞ。
後ろついてこられても迷惑なんで」

マサ「・・・あぁ。悪かった。ちょっと
コーヒー買うけど・・・いる?奢るわ」

鹿角「遠慮しときます。俺ら急ぐんで」

マサ「そうか・・・」

マサはコンビニへ入っていった。
コーヒーを手に取り色々考えていた。

マサ「明らかに・・・違うな・・・
騒いでるだけの奴らとは・・・」

マサは色々と様子を見ていた。
雰囲気が全然違っていた。

あれがインカだと勘づいた。
ただ確証はない・・・
コンビニを出て声をかけなおす。

マサ「変なこと聞くけど・・・
これからどっか行くの?」

鹿角「変ですねー。どっかは
行きますけど言いませんよ~」

マサ「あぁ・・・そりゃそうやな。
ごめん。もうひとつ変なことを
言うけど君達はインカじゃ
ないのか?」

鹿角「なんですか?それ」

マサ「とりあえず・・・インカって
言ってくれたらおもてなしで
なんでもさせてもらう。女でも
金でも限りなくできることを」

鹿角「なんで?インカって
言って違ったらどうなるんです?」

マサ「違うかったらインカの名前を
語った罪で制裁する」

鹿角「こっわぁ~。よくわからんけど
俺らにインカって言わして違ってたら
制裁するってどんな絡み方ですか」

魔人「ふははっ。最悪なやり方や」

全員がそのやり方に笑った。

マサ「いや・・・違う。説明悪かった。
君達がインカじゃなかったとしても
制裁とかしない。インカの名前を
語る奴がおってそれが違うかった
場合はそうしてるだけ。俺から
インカと言わせて制裁とるような
ことはない。それは訂正する」

鹿角「怖い怖い。よくわかりませんが
お兄さんが危ない人ってのはわかり
ました。自分らパンピーなんでぇ。
いちいち絡まんとってくださいな」

マサ「・・・そやな。悪い。邪魔した」

マサは自分がおかしい状況を作って
いたことを理解して引き下がった。

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