g-262話 来た理由

2024年4月6日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

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長城「くそっ。沢田の仲間か」

長城が仲間にぼそぼそと伝える。
それを聞いて道を開ける指令が出た。

帝「・・・なに?なんや?」

魔人「行かせてくれるんか?」

半信半疑でインカは動かない。

長城「手打ちや。手打ち。
俺らの世界ではあったらあかんことや
けどな。沢田のツレってわかった後は
こっちも手を出されへん」

弥勒「どういうことや?」

長城「沢田助けられた恩もある。
沢田おらんかったら俺らおらへん」

修羅「どういうことや?」

沢田「知らん。覚えてない」

長城「そうやろうな。お前から
するとついでって感じで助けて
くれたようなもんやしな」

魔人「まぁええわ。じゃあ悪いが
通してもらう。今回のことで恨み
晴らそうとしたらぶち殺すからな」

長城「あぁ。わかってる。そんな
ことにならんようにしとく」

魔人「・・・迷惑かけて悪かったな。
じゃあな。先輩」

皇帝は帝の後ろに乗って移動する。
魔人はしんがりで最後に移動した。

神戸駅へ移動し少し休憩する。
飛燕から鹿角へ電話がかかってきた。

その間に皇帝から話を聞く。

弥勒「ほれ。飲め」

皇帝「あざっす・・・」

修羅「血だらけやな。全部返り血?」

皇帝「そうっすね。だいたいそうです。
いくらかええのもらってますけどね」

孔雀「そんで・・・どうしてや?
野暮なこというつもりじゃないのは
最初に言っておくから誤解
せんとってくれ。来ないって言ってた
のに暴れてたんはなんで?」

全員が黙って聞く。皇帝は重い口を
開いて少しづつ話しだした・・・

皇帝「来る気はなかった・・・
ロバートがいなくなったインカにいて
楽しんでる自分が嫌にもなった」

孔雀「・・・うん。うん」

皇帝「ただ・・・皆ともずっといて
ロバートがいなくても楽しかった時間
もあって・・・最後だって思ったら・・・
いてもたってもいられなくなった。
今日が最後って聞いたから」

帝「それは俺が連絡した。無理強い
はしてないけど・・・伝えておきたかった」

帝が皇帝に伝えていたことを
全員誰も反対はしていなかった。

皇帝「いまさらやったし・・・俺1人で・・・
今から黙っていこうとした・・・そしたら
前に走ってた族がいて通してくれなくて
むかついて・・・やっていたら仲間が増えて
あーなって囲まれてた。そこへ皆がきた」

弥勒「そうか・・・そうやったんやな。
来てくれてありがとう。俺ら嬉しいわ」

鹿角が戻ってきていきさつを話した。
鹿角も飛燕からの電話を伝えた。

弥勒「・・・えっ?切られたんか?
ここに皇帝おるって言えてないん?」

鹿角「おう。面倒くさそうに切られたわ
皇帝がおるとは頭にないんやろ」

弥勒「まぁえっか。驚くやろうな」

鹿角「そやな。そんで皇帝。お帰り。
お前なりに悩んだんやな。初めて聞いたわ
お前が悩んだところ」

皇帝「・・・からかってますか?」

鹿角「いや。からかってへん。
そういう経験値が今までなかったんやろ。
お前は強すぎるからな。1人でなんでも
できてまう強さがあると悩んだりすること
もろくにないんやろ。悩んでいけ。悩んで
答えだして正解にしていけ。そんで頼れ」

魔人「皇帝。鹿角が言ってることは
俺らの前でまで強がらなくていいってことや
頼ったり・・・無理なら利用でもいい。
俺らを上手く使ってでもいいから人にも
任せてみるってことを考えてくれ」

皇帝「・・・そうですね」

魔人「じゃあ行こうか。死神達は
六甲山もう着いてんのかな?」

鹿角「まだみたい。俺らに合わせて
ゆっくりしてるんかもよ~?」

孔雀「そんな連中じゃあない」

皇帝が増えこのまま六甲山へ
向かっていくことにした。

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