g-260話 全員解散

2024年3月23日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
蓮「あの方向・・・長田か?
なんかあんのか?やっぱり」

インカが進む方向を見ていた。
どこかで他の人達と落ち合う?
何かの目的があると考えていた。

白木「蓮・・・」

滝「総長。どうする?」

蓮「あぁ。もう終わりや。
全員解散してくれ。警察来てまうわ」

白木「全員解散や。散れぇぇ」

白木がばらして解散した。
今日のことは数日経てば終わる話で
終わるだろうと話して俺も家に帰った。

帰ってから気になってしょうがなかった。

インカとして動いている・・・
もう最後という言葉・・・
尼崎からと明石から何かがあって
三宮当たりに向かっていると推測。

蓮「俺も・・・行くか」

あの人達の最後を見ておきたい。
一緒に同じ景色を見てみたかった。

すぐに特攻服に着替えバイクで追っかけた。

須磨を後にしたインカは・・・

鹿角「なんもできんかったな」

修羅「弥勒が大技決めるから」

弥勒「俺のせいかいや」

閻魔「まぁまぁ。次の長田で
暴れればいいやろ。やっぱり長田
が危ないし強いやろうしな」

孔雀「長田は魔人や死神おるから
危ないのは俺らにはこんやろ」

そうこうしている内に長田に入った。
やけに静かで不良っぽいのがいなかった。

鹿角「えらい静かやな。2号線やぞ?」

弥勒「確かに・・・」

修羅「なんかの罠か?」

孔雀「そんなんないやろ」

静かな2号線をただ通り抜けただけだった。
たまたま静かだったとその時は全員思っていた

そして兵庫区に入り兵庫駅を少し過ぎたあたりで
様子が変わりだす。バイクや族のバイクが
いくつか倒れていた。

帝「おかしいな・・・族同士とかで争っている
形跡が見られへんねんけど・・・」

弥勒「変やな・・・構えてはおこうか」

進めば進むほどひどくなっていく。
何かに備えるように構えて進む。

先の方へ進むと警察が道路に立っていた。
特攻服を着た連中ともめている様子だった

ゆっくりと通り過ぎていく・・・
俺らじゃない。俺らは被害者・・・
と警察へ言っていたのが聞こえた。

弥勒「おい。鹿角」

鹿角「あぁ。わかってる。油断するな。
警戒しろ」

七宮方面に抜けたあたりで・・・
通行止めをしていた族車がいた。
湊川方面に廻るよう交通整理していた

特攻服が色々と違う。連合軍でも
組んでいるのか?と疑った。

特攻服の連中は先へ進み入っていく。
ここに何かあると踏んでいた。

インカも中に入ろうとする。
当たり前だが止められてしまう。

鹿角「何が起きてる?」

?「あ?お前ら誰や?仲間ちゃうなら
通せん。先に行きたかったら新開地の
方から抜けろ。おら。邪魔や」

弥勒「お前らも必死やな。迂回するけど
なんで迂回せなあかんか教えろや」

?「俺らの仲間やった奴囲ってるらしい。
俺らも詳しいことはわからんけど俺らだけ
やない。ゾーンや色々やられてるねん」

修羅「ゾーンって族でええんかな?」

?「あぁ。そうや。せやから帰れ」

兵庫区の族の連中がやられたのが
原因でやり返そうとしているようだった

閻魔「相手は何人?多いんか?」

?「言うなよ。1人らしい。」

魔人「1人?」

インカもさすがに全員が驚いた。
ここまでやっていたのもそいつと繋がった。

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