g-248話 反目

2023年12月29日金曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
死神「手を放せだ?ふざけんなお前ら。
そこらへんに何人隠れさせてんねん。
こいつが俺らを誘き出してお前らがなんか
やらかそうとしてんのやんけ。ふざけんな」

ボス「隠れてる・・・?」

ボスが辺りを見回す。少し離れた所に
数十人の姿が見えていた。

それがわかったボスは怒った。

ボス「ダイ。マリー。やめろ。すぐに周りに
いるもの出てこさせろ。手を挙げて出てこい。
テツ。すぐにそこらおるの全員連れてこい」

テツ「はいっ」

テツは走り周りで隠れていた者を前に
出させるように動いて集めた。

危ない連中が20人も隠れていた。

死神「これで全部か?」

ボス「・・・いえ。ダイ。マリー。まだいます。
2度は言いません。車で待機している者
もいます。すぐに出てこさせなさい」

ダイとマリーは集まった者に他にいる
者を聞いて全員ここへ集めるように言った。

さらに20人ほど増えて40数名になった。

ボス「ダイ。マリー。これはどういうことですか?
こんなに人集めて完全に誤解されましたよ」

ボスはインカへの失礼な行動に怒っていた。

ダイ「ボスに何かあったらと・・・念のために
集めてただけで被害を加える気はない。
いつも通りのただの予防線張っただけや」

マリー「俺も同じ。最悪に備えてた。
インカは最強最悪やろ?実力で勝てない
なら人数でジョーカーを助けられる」

ボス「裏目に出ましたね。完全に裏目です。
実際私はわかりませんでしたが、皆さんは
全員すぐに囲んでたの把握されてましたよ。
誤解されて・・・もう終わりです」

飛燕「そうやな。もう終わりや・・・
全員。このまま片側に人数寄せろ。
言う事聞けばお前らのボスに手出しは
しない。お前らの出方次第で約束する」

ボス「全員言う事を聞きなさい」

ボスを人質にとったまま移動をする。
死神と飛燕以外はバイクをとりにいった。

数分して・・・戻ってきた時にボスを離し
バイクの後ろに乗って去っていった。

ダイ「ジョーカー。大丈夫か?」

マリー「大丈夫か?」

ボス「・・・えぇ。大丈夫です。加減して
くれてましたから・・・」

部下「ダイさん。あいつら追いかけましょうか?
俺らなめたらどうなるか教えたりますけど」

ボス「やめさない。絶対に追うな。
そして今日のことは全て忘れなさい。
ダイ。マリー。私にとってこれがどれほど
大事だったかわかってたでしょう。
あの時・・・見ていたはずなのに・・・」

ダイ「悪かった。そんなつもりじゃなくて」

マリー「ごめん。まさか気づくなんて
思ってもいなかった・・・」

テツ「ボス・・・」

ボスは少し悲しい表情をしていた。
インカの逃げた方に頭をじっと下げていた。

自分の意図してなかったことが・・・
仲間の優しい行動で交流を壊してしまった。

責めるところはない。誰も責めれない。

テツ「ボス。ちょっといいですか?」

テツはボスに耳打ちをした。

テツ「さっきの話で時間が無い。
六甲山に向かうと言ってましたよね。
そこへ行ってはどうですか?」

ボス「覚えてましたか。もちろん
そのつもりでしたよ。1人で行きます」

テツ「さすがに私も行きます。
2人で行ってお詫びしましょう。
ただ・・・しばかれる覚悟は必要です」

ボス「当然です。まずは散会。
その後に2人で行きましょう。
テツ・・・ありがとう」

ボスもテツも聞き逃していなかった。

ここで散会させてからテツとボスは
2人で六甲山へ向かっていった。

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