g-246話 組織のトップ

2023年12月15日金曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
死神「あんたの言ってる神ってのは
ロバートのことでいいのか?」

死神が直球で聞いた。時間をかけて
も意味がないと判断した。

ボス「そのとおりです」

死神「知ってるだけ・・・って訳では
なさそうやけど・・・どういう関係や」

ボス「希望を与えてもらい・・・
人生を左右されました。あなた達も
似たような者でしょう」

死神「・・・なぜや?悪いが俺らは
あんたらのことを全く知らん。そんで
ロバートが俺らにあんたらのことを
隠してたとは思えない。そんな時間も
余裕も全く無かったはずや」

ボス「そうですね。いつも忙しかった。
時間も余裕も無いのに時間を割いて
私にも向き合ってくれましたから。それに
私達が交わるのは5年後でした。
それまではロバートさんが隠してたことです」

飛燕「・・・」

死神「・・・」

少し沈黙が流れた。
嘘を言っていると思いたいが・・・
嘘を言ってるとも思えないから。

ボス「私はあなたがインカと判断したい。
あなた達がロバートさんの大事なお仲間達
の皆さんで間違いないですか?それだけ
先に確認させてください。違う方にあの方の
ことを話したくありませんので」

飛燕「・・・あぁ。そうや。間違いない。
どこまで知ってるか知らんが・・・隣が死神。
2人おるNo2の一人や」

ボス「あなたが死神さん。頭が切れると
お伺いしておりました。じゃあお隣は魔人さん?」

死神「いや・・・そいつは飛燕。2番隊の頭で
ロバート派閥の者や。別に俺と大きな差はない」

ボス「失礼しました。飛燕さんと鹿角さん
のコンビですよね。絡むと危険な2人です」

飛燕「それ・・・誰からの情報や?ロバートか?」

ボス「ええ。ロバートさんです」

飛燕「そうか・・・」

ボス「インカの皆様とわかりましたので
私の自己紹介もさせていただきましょうか?」

死神「簡単にな。ロバートとの関係が謎や」

ボス「では簡単に。私はアンダーガーデンと
いう組織の設立者でありトップを張らせて
いただいてます。通称はジョーカーです。
そこにいるテツはアンダーガーデンの中堅の
トップです」

テツは死神と飛燕に一礼をした。

死神「アンダーガーデン。知ってるか?」

飛燕「いや。知らない」

ボス「交わることはありませんでしたので。
知らなくて当然でしょう。要はインカの
やらなかった裏のビジネスをしてました」

飛燕「俺達がやらなかった裏のビジネス?」

ボス「えぇ。一言で言えば悪どいことです」

死神「お前っ・・・もしかして・・・」

死神の表情が変わる。

ボス「えぇ。そういうことです」

飛燕「おい。死神。どういうことや?
なんかしってんのか?」

死神「・・・言ってないことがあってな。
かなりブラックなことやけどロバートが
俺達にやってはいけないことで外注化
するっていうのがあったやろ?」

飛燕「犯罪者やヤンキーの拉〇とか
人〇売〇とか復讐代行とか確か・・・
そういうのやったか?ロバートが
全部外注先に頼むって言ってた」

死神「あぁ。・・・外注先がUGって
あってな。そのまま流して手数料が
振り込まれてたのが昔からあった。
道場のじいさんみたいなもんやと
言ってたが・・・」

飛燕「それが・・・こいつらってことか」

ボス「正解です。アンダーガーデンが
受けさせていただいてました」

ボスは帽子を取り出した。
ロゴがUGと書かれていた。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ