g-245話 本人確認

2023年12月8日金曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
テツ「こちらです。行きましょう」

広い部屋に案内されて待つ。

テツ「注文は好きなの頼んで下さい。
こちらで全部支払いしますので」

インカ「・・・」

全員黙って考え事をしていた。
色々なパターンを想定していた。

そして・・・

?「誰からだったんですか?テツ?」

ボス「うん」

?「なんか嬉しそうですね。
どんな電話だったんですか?」

ボス「大事な人が大事にされていた
場所の人達とこれから会う話。
ちょっと出てくる」

?「一人で?あかん。誰か付き添え」

ボス「いいって。大丈夫や」

?「絶対あかん。ガードはいる。
ジョーカーが一人で動くのは危険や。
ボスは狙われる立場やねんから」

ボスが動くとガードもすぐ用意する。

ボス「じゃあ行ってくる。後は頼んだ」

側近に任せてボディガードを後に連れて
六甲道のカラオケ店へタクシーで向かった。

側近はすぐにダイとマリーへ連絡を入れた。
普段こんな時間からどこかに勝手にいくことが
なかったから。

ダイ「わかった」

マリー「ご苦労。ガードからの定時連絡で
おかしな動きあったらすぐに教えろ。すぐに
動く準備はしておく」

ダイもマリーもジョーカーを心配していた。
何があるかわからない想定をしていた。

そして数分後・・・
カラオケ店にボスが着いた。

ボス「ここまででいい。ありがとう」

ガード「入口前で勝手に待っています」

ボス「無理しないように。いなくても
何も言わないから安心してくれ」

ボスは部屋に向かっていった。

そしてドアの前でノックをして入った。

飛燕「・・・ん?誰か来た」

陽炎「おい。次俺やぞ」

不知火「あー。お前割り込んだやろ。
テツ。そいつの言う事聞くなよ」

テツ「すいません。インカとインカって
どっちが優先されるかわからなくて」

カラオケを普通に楽しんでいた。
黙っていたのは5分だけだった。

ボス「ふふっ。楽しそうですね。
あのコート・・・間違いないですね」

ボスは空いてるところにちょこんと座った。

飛燕と死神がボスを呼び外に出た。
テツも一緒について外へ出てきた。

静かなところに移動して話をする。

飛燕「あんたがボスか」

ボス「えぇ。そうなりますね」

飛燕はボスの首元を掴み
壁に押し付けた。

テツ「ボスっ・・・」

死神がテツを制止する。

テツ「・・・どうすれば」

ボスはテツに合図を送る。
何もしなくていいと。

ボス「おっとと。強引ですねぇ」

飛燕「答えろ。お前はなにもんや。
なんで俺らのことをこんな知ってる?」

ボス「その前に手を放してくれませんか?
圧力かけて口割らそうとしなくても
普通でしてもらって大丈夫ですから」

ボスは飛燕がさっさと話させようと
こういう態度をとったことをわかっていた。
最初から暴力をふるう気もないことも。

飛燕「知ってたか。それは悪かったな。
ただ・・・マジで嫌やわ。お前の言ってた
神ってのがそうさせたんか?」

ボス「ダブりますか?」

飛燕「あぁ。トレースされてるみたいや」

飛燕はロバートの面影を見ていた。
このボスの行動と態度に・・・

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