g-229話 同時発生

2023年4月17日月曜日

④最終章-無秩序な暴力-

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栗林「野田・・・もう大丈夫や」

野田「無理すんな。この辺りでええか」

海岸沿いに移動して栗林を介抱した。
2人は少し黙っていた。少しして話をする

栗林「負けちまったよ・・・神戸連合」

野田「あぁ。そうみたいやな」

栗林「赤井総長に・・・
どう説明すればいいか・・・」

野田「あの人は引退してるから関係ない。
まぁ・・・なるべくしてなっただけやろ。
いちいち気にすんな・・・」

栗林「お前は・・・強いよな。
去年俺らに喧嘩売ってきたくせに・・・
認められた。その強さが必要
やったんかもな・・・」

野田「俺は負けまくってるからな。
お前は真面目やねん。神戸連合が
誰よりも大事な分真面目やねんな。
それでいいけどダメな部分もある。
まっ・・・仲間と話をすればいい」

栗林「仲間・・・か。そういえば
全然話をしてなかった気がする。
気合が入ってない連中が
多くなったからな。
これで2回目か・・・
闇皇帝と一世風靡」

野田「・・・」

栗林「もう・・・解散した方がええんかな。
俺達・・・どう思う?野田」

野田「そうかもな・・・神戸連合っていう
名前だけでもう恐怖は感じねぇかもな」

栗林「やはりか・・・潮時ってやつか。
野田。お前が神戸連合の総長やらんか?
前も言ったけど俺はお前なら認めるぞ」

野田「やらない。俺は部外者やし。
連合にも入ってないし小さい族やし。
俺ももう族の世界におって燃える
もんはなんもなくなってきている
部分もあるしな」

栗林「やっぱりか。
何度も言ってるのにな。
神戸連合の総長断る奴が
おるなんてな」

野田「赤井さんと比べられてもな。困る。
そろそろ帰るわ。眠たいから。じゃあな」

栗林「あっ・・・野田。行った・・・か。
インカに会った話し忘れてたな・・・」

立ち止まらずにそのまま帰った。
栗林も神戸連合がいる方に戻っていった。

仲間と合流し一世風靡との結果を話した。
栗林が色川とタイマンをはったが負けた。
後から来た野田が一世風靡の残りと
喧嘩をして色川が負けを認めたこと。
それでも負けたのは神戸連合。
野田も神戸連合が負けた事を見た。
神戸連合はこのままじゃダメだ。
変わらないといけない。今後も外敵が
来た時には迎え撃てない事を提案した。

一部の連中は栗林の話に頷く。
多くの連中は下を向き悩んでいた。

それからの栗林は頷いた連中を中心に
赤雷を作る。乱童・百花・風靡の連中にも
話をして頷いた者を中心に神戸連合を
結成していくように尽力を尽くしていった。

そして・・・翌日・・・
色々な話が耳に入ってきていた。

滝「知ってるか?神戸連合の話し。
淡路島から来た族に負けたんやってよ」

野田「あー。知ってる。聞いた聞いた」

滝「さすがに情報早いな。他にも明石連合
の残党がやられたり尼崎でも色々大きい
喧嘩があったらしいぞ」

野田「えっ?それは知らん。一世風靡が
やってたってことか?淡路島の」

滝「そうちゃうか?尼崎はわからんけど。
相当強いんやな。一世風靡って。気をつけなな」

野田「・・・なんかおかしいな。
同時に発生するっていうことあるか?
たまたま・・・か」

色々な所で族同士が争っていると思っていた。
この日の朝までは・・・

そして話は死神サイドへ・・・

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