g-225話 正しき評価者

2023年4月5日水曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
 少しして・・・

栗林が膝をついた。
色川は上から笑って
見下ろしていた。

色川「はぁ・・・はぁ・・・
栗林。お前は強かった。
でも俺の方が強かったなぁ」

ドシイッ・・・ガッ・・・

栗林を蹴って後ろへ倒していた。

栗林「はぁ・・・はぁ・・・
くそおっ。負けられへん。
負けられへんねん。
神戸連合は最強なんじゃああっ」

栗林はゆっくりと立ち上がる。

色川「俺らが最強や。
神戸連合は負けじゃ。
もうわかってるやろ」

色川が栗林を殴り倒す。
栗林はもう起き上がれなかった。

色川「・・・勝った。終わりやな」

色川が勝ち栗林が負けた。
一世風靡の歓声が大きくあがった。

神戸連合を倒したぞぉぉ。
この瞬間が歓喜に沸いていた。

インカの連中も一世風靡に拍手を贈った。

鹿角「負けたな。神戸連合」

魔人「準備してきた者としていない者
の差がはっきりわかるように出ていたな」

帝「これを機に神戸連合が今度は
備えてリベンジする立場になりますね。
そこまでやるかはわかりませんが」

赤井がいなくなってからの神戸連合は
赤井の作った立場を利用するだけで
威張っている人間が多かったので
いずれはこ神戸連合が崩壊する事は
目に見えていた。

栗林のような一部の連中はなんとか
しないといけないと思っていたが同調
する者は少なく孤立していた。

色川がインカの連中を見る。

色川「お前らは・・・
神戸連合とは関係ないよな?」

鹿角「あぁ。関係ない。見届けた。
お前らが神戸連合に勝った所」

色川「ふん。お前らとは
揉めたくないわ。族じゃあなさそうや」

プルルル・・・プルルル・・・
電話が鳴っていた。死神からタイミング
が悪く電話が来ていたが出なかった。

帝「あんたらの勝ちや。あんたらが神戸
連合に勝ったのは証言してやる」

色川「ありがとう。正しき評価者よ。」

色川にそう伝えインカは離れていく。

色川「終わった・・・悲願叶ったぁぁ。
遂に俺らが・・・神戸連合倒したぁぁ」

一世風靡が喜んでいる時・・・
後ろからバイクが1台やってきた。

特攻服を着て1人で前線まで来た。

野田「・・・てめぇらかぁ。
一世風靡って連中わぁ。」

色川「誰や。お前。
その特攻服知らんな」

野田「うっせぇ。
なんや知らんけどいきなり
神戸連合襲ってるって話しやんけ。
コラぁ」

インカの連中も遠目で気づく。
野田がきている。なぜ?

野田「風呂入って寝ようとしてる時に
知らない電話で受けてよぉ。
神戸連合か一世風靡っていうのに
襲われてヤバいって。よくわからん。
風靡と一世風靡ってなにが違うねん。
来たらなんかようわからん状況やんけ。
コラあ」

色川「くっくっく。残念やな。もう終わった。
神戸連合以外の者と争う気はない。
俺らの勝ちや」

色川は栗林の方向を指した。
倒れている栗林を野田は見た。

野田「栗林。あいつ負けたんか?
集団でやったんか?お前ら」

色川「タイマンや。
栗林からの要求や。
タイマン張って俺が勝った。」

野田「そうか・・・。栗林が負けたんか。
失礼。ちょっと待ってて下さい」

野田は栗林に近づいていった。

栗林「野田・・・」

野田「負けたんか?タイマンで」

栗林「あぁ・・・負けてしまった・・・
あいつ・・・色川って奴。強かった」

野田「そうか。あっちの方が人数多い
のにわざわざタイマン張ってもらったんやな。
それやったら・・・文句無しの負けやな」

栗林「・・・やっぱり・・・そうか・・・
俺のせいで・・・」

野田「お前のせいじゃない。というより
お前だけのせいじゃない。それよりも
あいつらは何で神戸連合襲ったんや?
理由知ってるんか?」

栗林「あぁ・・・それは・・・」

栗林は野田に簡単に説明をした。

野田「そうか・・・。
まぁ・・・わかった。しょうがない。
できるかわからへんけど
俺が終わらせてこよう」

野田が色川の方へ戻って行った。

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