g-224話 手出ししない約束

2023年4月4日火曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
栗林「あの・・・
インカの皆さんって
こんなに強いんですか?」

魔人「強いの定義がわからんが」

栗林「喧嘩です。
武器の使い方が素人じゃない・・・」

やられた方の痛がり方が違った。
足から崩れて動けていなかった。

魔人「勉強なるやろ?
赤雷やったら勉強しとけ。
金属バットで殴るのはわき腹。
特に肝臓狙えばいい」

栗林「それはそうっすけど・・・
振った後の戻しが早すぎます」

栗林は驚いていた。使い方の違いに。

色川「おらぁ。当たれぇ。
黒い奴らに3人でムリなら
5人で当たっていけぇ」

複数で当たっても円で動き回り
直線を作られて人が重なった時に
殴ってドミノ倒しにしていた。

栗林「すごい・・・
なんであんな簡単に」

魔人「ただの基本や。
複数相手にする時は動き回るが基本。
止まらない。
殴られたとしても振り向かずに倒すと
決めた相手を倒す。これが基本」

栗林「・・・」

色川「くそっ。なんやあいつらぁぁ」

一世風靡の連中は戦意を失いだした。
向かって行くものがいなくなった。

鹿角「ちょっとやりすぎたかな。
まぁいい。さて。じゃあ栗林だっけ?
後は好きにやれ。目標はすぐそこや」

栗林「ありがとうございました。
おい。色川っつったか。
タイマンやろうや」

色川「タイマン?やってやってもいいが
その黒い奴らは手出しせんって約束しろ」

鹿角「あん?しないしない。
最初から道作ってやるだけの役目や」

色川「よし。じゃあやってやろう。
予定とは違ったがな。
ここで決めたろう」

色川が前にやってきた。
栗林の前に出てきた。

栗林は持っていた木刀を投げ捨てた。

色川「・・・ええんか?武器捨てて」

栗林「あぁ。武器を使うのは先代や。
今の代は集団喧嘩以外は使わんのや」

色川「くっくっく。ええ覚悟や。
じゃあやろうか。勝った方がこの喧嘩の
勝ち。それでええな?」

栗林「あぁ。それでいい。俺が代表して
受けてやる。そんでこの戦争終わらせる」

栗林は構えた。色川も構えた。
一世風靡の連中はタイマンを見守る。

孔雀「ん?栗林~。相手なめんなよー。
相手喧嘩慣れしてんぞー。そこそこ
やれるやつや。そいつ」

互いに間合いを詰めていき最初に栗林
がパンチをするがガードされる。色川がその
後パンチで殴り返し距離をとった。

栗林「こいつ・・・強ぇ・・・」

色川「ほぉ・・・この程度か・・・」

インカも後ろで見ていた。

鹿角「どっちが勝つかな?」

魔人「色川って奴かな。そんなに
差があるとは思えないけどな」

帝「順当に行けばそうでしょうね。
栗林は体力すでに減ってますし」

鹿角「やっぱりかー。一撃いいの
もらったら栗林終わるやろうな」

色川の方が栗林よりも強いと
判断していた。

色川「どうしたぁ。そんなもんかぁ
栗林ぃ。赤雷はこんなもんかぁ」

栗林「はぁ・・・くそっ。まだまだぁ」

栗林も応戦するが押されていた。

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