g-222話 喧嘩中

2023年4月2日日曜日

④最終章-無秩序な暴力-

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栗林「うるせぇ。お前らは
さっき終わったやろうが。
どうやって・・・」

怒り狂っていた栗林が止まる。
広夢達を見ていた。

広夢「どうした?なんで俺らが
ここにおるって感じか?」

栗林「あれは・・・」

恵三「あぁ。あいつらが
ここまで運んでくれたんや」

栗林は2人の先を見ていた。
奥にいる黒いコートの連中に。

栗林「まさか・・・あの黒いコート。
インカだ。なんでここに?」

広夢「栗林。ケリをつけようぜ」

栗林「うるさい。どけ」

栗林が動揺している。
そして広夢に近づく。

広夢が殴りかかるが
避けて通り過ぎた。

走ってインカへ近づいて頭を下げる。
一世風靡の連中は栗林の行動に戸惑う。
インカの連中はよくわからず困っていた。

栗林「みっともないとこみせてすんません。
自分。赤雷で栗林って言います。インカの
皆さんの事は赤井総長から聞いてました」

鹿角「いや・・・そんなんええから。
よくわからんけど喧嘩中やろ?どうみても」

栗林「そうっすけど。すみませんが俺ら劣勢で
恥ずかしいんすけど手伝ってもらえませんか?
こいつら倒すの。人数多くてむかつくんず」

鹿角「そうなの?まぁ・・・俺はいいけど。
他の連中は知らねーぞ?」

鹿角は他の皆をいやらしく見る。

魔人「わかった。手伝うよ。
赤井が俺らにしてた敬意を
清算しておこうか」

孔雀「しょうがねーなぁ。」

帝「待って。俺も行きますから」

栗林「あざっす。助かります」

インカが手伝ってくれることになった。
普通なら動かないが最後だったから。

インカは栗林の駒となって動く。
喧嘩の当事者ではなかったから。

鹿角「あいつの所まで連れて
いけばいいのか?」

栗林「いえ。あいつを倒してもらって
いいです。俺が道を作りますから」

帝「それはダメでしょう。
俺らは助っ人。
周りの連中は倒しておくようにする」

広夢「なんだ?お前ら敵なんのか」

恵三「やりあいたくないけどな。
まぁしょうがねぇ。かかってこいや」

弥勒「悪いな。
俺が相手しとくわ」

弥勒がスッと前に出た。

修羅「もう1人は俺が引き受けるから
さっさと終わらせてくれ。
俺はもう眠い」

続いて修羅もスッと前に出た。

鹿角「じゃあ任せるわ」

恵三「おい。待て待て。
進むんやったらそいつらが
俺らを倒してからにしろ」

鹿角「いやだ」

広夢「俺らを倒さんと先に進ません」

鹿角「そう?じゃあ止めてみろ。
全員。散会。目標はこの先や」

弥勒と修羅と栗林以外は広がって
大きく間隔をとり先に進んでいった。

魔人「なんやあいつら。
止め方も知らんのに。
先に進ません。とかよく言ったよな」

帝「しょせんはその程度でしょう」

鹿角「栗林~。誰かの後ろについて
同じように突破しろ~。そいつらは
2人に任せて先に行くぞ~」

栗林「はいっ。すげぇ。こうやんのか」

インカの戦術、戦法を真似たのを
赤井はやっていたが一部であった。

インカの行動の手際の良さが早く
相手の挑発には乗らない姿を見た。

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