g-219話 喧嘩を売った理由

2023年3月29日水曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
広夢「はぁはぁはぁ・・・」

桑重「・・・っ」

風靡の桑重もタイマンで負けた。
見ていた連中も士気が下がる。

広夢「ぶはっ。強かったわ。こいつ。
実際の所・・・紙一重やったわ。
そんで次は誰がやるんや?」

恵三「次は俺の番や。そうやなぁ。
どいつとやろうかなぁ?」

恵三が相手を選んでいる。
全員恵三を睨んでいた。

?「早く選べや」

恵三「そう慌てるなや。では・・・」

恵三が選んでいる間に後ろから
バイクの音が聞こえてきていた。

バイクも気づき止まった。
赤雷の連中だった。

風靡「おっせぇぞ。お前ら。おい。
栗林。他の連中は?」

栗林「追ってきている。それで?
どういう状況なんや?教えろ」

風靡の連中は赤雷の栗林に
説明をした。

栗林「なるほど。わかった。
俺がやる。お前らも先に行け。
こんな所で喧嘩自慢のお前らが
止まるな。乱童やられてまうぞ」

栗林はバイクから降りて恵三の
方へ向かっていく。メリケンサックを
指に入れながら歩いていた。

恵三「おいおい。それはないやろ」

栗林「うるせぇ。」

栗林はいきなり殴りかかる。
恵三は驚きながらも避けていた。

恵三「こいつっ・・・危ない奴やな」

栗林「いいからいけ。俺がやっておく」

栗林は表情を変えずに百花と風靡の
喧嘩自慢連中に伝えて後から来る赤雷
の連中と一緒に先に向かっていった。

広夢「あーあ。ここまでか。やられたな。
おい。お前なんていう名前や?」

栗林「赤雷の栗林。覚えておかんでええ。
時間稼ぎに使われるお前らを覚える気は
ない」

恵三「その特攻服が赤雷か。武器を使う
汚い奴らやな。やっと本隊が来たか」

恵三もメリケンサックを取り出してはめた。

恵三「これでお互い条件一緒や。
やろうぜ。栗林」

栗林「あぁ。やろう。かかってこい」

栗林は表情を少しも
変えていなかった。
恵三と栗林の喧嘩が
始まっていた頃・・・

舞子では・・・

乱童「はぁ・・・はぁ・・・」

百花「こりゃあ・・・ムリだ」

風靡「数が・・・違う」

一世風靡終わりじゃあ。神戸連合。
降伏せぇ。お前らの負けやとよぉ」

後から増えてくるのは神戸連合だけで
はなく一世風靡も一緒だった。

乱童「なんで・・・お前らは俺らに
喧嘩を売った?理由を教えてくれ」

一世風靡「神戸連合の赤井。
赤井にやられてから復讐の機会を待った。
あいつがいなくなるまでに誰よりも強い族を
作って復習に行くと。それが今日なだけや。
赤井のいない神戸連合は怖くないからな」

百花「赤井さん・・・か」

乱童「こいつらの・・・言うとおりやな・・・
赤井さん引退して弱くなってるからな」

一世風靡「今後俺らに反抗できないよう
お前らを徹底的にしばく。そしてお前らは
一世風靡の傘下に入るんじゃ。これから
神戸の暴走族は俺らが仕切る。ははは」

勝ち名乗りを挙げている時に後ろから
赤雷達の援軍がやってきていた。

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