g-215話 垂水の海

2023年3月25日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

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?「なんで言わなあかんねん」

孔雀「興味ないけど興味あるから。
だいたいこんな時期にやりあわへん」

?「興味ないなら聞くなや。
なんやねん。お前らなめてんのか」

鹿角「まぁまぁ。落ち着いてくれ。
理由のない喧嘩やったらええねん。
さっき神戸連合が集会して流してたから
ちょっと落ち着くの待ってるだけやねん。
そうしたら喧嘩してる声が聞こえたから
ちょっとこっち寄ってみただけ」

?「ちっ・・・」

2人はふてくされて黙っていた。
話をする気はなさそうだ。

魔人「そろそろ大丈夫ちゃうか?
話さなそうやし。そろそろ行こうや。
どうせお前ら興味ないんやろうから」

閻魔「だなー。行こうか。
垂水の方はなんもないやろ。
このまま須磨の方まで流していこうぜ」

鹿角「そうしよか。垂水おもんないしな。
須磨は野田か。最後にいじめたるかな」

?「須磨?野田って・・・まさか」

2人の表情が変わった。

鹿角「知ってんのか?」

?「知ってるもなにも・・・
羅針の野田 連。須磨最強やろ」

鹿角「あいつ最強なの?へー。」

インカは全員驚いてた。
意外という感じで。

?「有名やぞ。相当強いって」

鹿角「おっ?マジでか?あいつに
負けてちゃうかー」

帝「それはないでしょ。」

そういう話をしていると・・・
突然逆走し急いで舞子の方へ向かう
神戸連合の連中が見えた。

?「来たか・・・やっと」

修羅「やっと?何が来たんや?」

?「お前らには関係ない。帰れ。
俺らには関わるな。
今から戦争や」

2人は真剣な顔になった。
どこかへ移動しようと歩き出した。

ザッ・・ザッ・・ザッ・・

?「おい。お前ら・・・」

鹿角「へっ?何?」

インカは後ろをついていってた。
忠告を無視していた。

?「ついてくんなって。俺らの
邪魔してるんか?ボケぇ」

鹿角「邪魔してるもなにも。
戦争って言われて神戸連合が
逆走してるのも
よくわからへんからさー。
神戸連合に喧嘩売るのって
さすがにおらへんと
思ってるんやけどなー。
お前ら神戸連合なん?」

?「神戸連合?違うわ。俺らは
一世風靡。淡路最大の族や」

鹿角「ごめん。知らんねん。
詳しく教えて」

帝「玉ねぎが有名ですよ。確か」

鹿角「それは知ってる」

?「余裕かますなぁ。お前ら」

淡路島の最大暴走族である
一世風靡が舞子にある明石
海峡を渡って神戸に入ってきていた。

一世風靡は最後に神戸に乗り込み
族に対して喧嘩を売りに入ってきていた。

地元を荒らされる事を族は嫌う。
神戸連合が情報を聞き、集会を止め
舞子へ戻っていっている最中だった。

後から色々とバイクが走っている。
応援を呼んで向かっているのだろう。

鹿角「へー。そうなんや。そんでお前らは
一世風靡で神戸連合倒すんやと」

?「あぁ。そうや。そんで解散や。
最後にでっかい花火あげたいねん」

感慨深いなにかがあるようだった。

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