g-209話 親の心配

2023年3月3日金曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
先に動いていたレディースは
半沢の家の住所近くへ来ていた。

?「この辺りやけど・・どこや?」

平田町の周辺を探していた。
この辺りに家があるらしい。

?「本当に・・・この辺?」

?「そう言ってました」

しかし・・・なかなか見つからない。
一度43号線まで戻っていった。

?「・・・いた」

コンビニの前には交通止めで話を
していた連中と仲間が集まっていた。

レディースは近づいて行った。
連中もレディースに気づいた。

?「おっ?なんや。わざわざ
追いかけてきたんか?」

連中はヘラヘラしている。
レディースをからかっているようだ。

?「最初っから・・・半沢の居場所
を教える気なかったやろ?」

?「あぁ。なかった。派閥とか信じた?」

?「てめぇら・・・ふざけんなっ」

バシッ・・・トンッ
レディースは殴りかかろうとしたが
他の連中に止められた。

コンビニ前がざわつきだす。
野次馬も集まりだしていた。
そこへ・・・連中の仲間と女が
煙草を吸いながら現れた。

半沢「あー。何やってんねんやぁ?」

サキ「もしかして喧嘩ぁ?やれやれ~」

?「ちっす。半沢総長。お疲れ様です」

?「こいつが・・・半沢」

威圧感がありガタイがよく強そうな男。
そして金髪の彼女が横にいた。

連中はレディースの事を説明していた。
半沢はレディースの方を見ていた。

半沢「裕子って誰か知らへんけど。
俺は何もしてへんぞ。いきんなや」

?「てめぇ。いきなり襲ったやろがぁ」

半沢「うっさいなー。場所変えようや。
サキ。先に帰っとれ。こいつらシバクから」

サキ「待っとくわ。すぐ終わるやろ?」

半沢「まぁな。瞬殺や」

半沢達は近くの公園へ移動した。
レディースと臨戦態勢に入る。

半沢「人数はそっちが多いなー。
まぁいい。ちょうどええハンデや。こい」

?「なめんなやぁ。ボケぇ」

レディースが全員で向かっていった。
その頃・・・死神組も遅れて近くまできていた

不知火「ここが半沢の家?」

?「ここに溜まっていると聞いてます」

飛燕「おーい。半沢って書いてあるわ。
間違いなさそうや」

古いアパートの1階だった。
周りを見渡すがいる気配は無い。

死神「ディスク型か・・鍵開けるか」

内ポケットに入れている工具を
取り出しピッキングを始めた。
ほんの数秒で鍵が空いた。

飛燕と不知火が外で待機する。

陽炎と死神達がそーっと中に
土足で入り電気をつけた。
中には誰もいなかった。

生活感もあり同棲しているようだった。
写真立ての中にはラブラブの写真があった。

陽炎「これがサキかな?死神~。
この金髪の子が多分サキやで」

死神「なるほど。わかった。
つーか家出したっていうか
連れ去られたような感じは
一切しないけどどう思う?」

陽炎「・・・サキを大事に
していると思うぞ。
言いたくはないけどな。
本気なんやろ」

家出をしたのではなく
純愛だった。

半沢はサキを大事に
しているのが見てとれた。

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