山手幹線を走り、途中で2号線へ入っていく。
信号で止まっていると信号無視をしている10名
ぐらいの集団が楽しそうに走っていた。
死神「暴走族ではなさそうか」
飛燕「あーいうのが多いんかなぁ」
通り過ぎた後にパトカーが追いかけていた。
全員黙って信号で待ち普通に走っていた。
パトカーが出ているので何か問題を起こしても
すぐに来ないというのは全員認識していた。
43号線へ降りていき、更に南の道へ入った。
道に入るとレディースが集会をしていた。
女「誰じゃあ。コラあ。帰れやぁ」
死神「すみませ~ん。間違えましたぁ」
飛燕「ごめんなさーい」
そそくさと去ろうと戻ってきた道を引き返そうとしていた。
女「麒麟児がぁ。裕子を襲ったのは知ってるなぁ?
これからぁ。麒麟児とは戦争やぁ。気合入れろう」
音叉「おい。麒麟児って言ってるぞ?
家出少女のことやないか?」
陽炎「ちょっと聞くか」
バイク組は先に戻っていったが
車に乗っている連中はライトを消し止めた。
女「近田や須賀のとこも協力してくれることになったぁ。
これで麒麟児に喧嘩売る。全員気合入れろぉぉ。」
烈空「レディースが喧嘩売るみたいやな。
男の協力得ながら」
月読「勝てますかね?戦力よくわかりませんが」
烈空「西宮と芦屋やろ?正面からぶつかって
終わりとちゃうんかな?単純にやりあうやろ」
陽炎「聞いててもなんも得れなさそうやな。
あいつら追いかけようぜ。戻ってもこねぇし」
車組はバイク組を追いかけていった。
そしてバイク組は43号線まで戻ってきてた。
車が来ないのでコンビニで止まって待っていた。
不知火「電話したほうがええかな?」
死神「すぐ来るやろ。無駄な電話は避けよう。
動かれへんからな。」
電話をしていると急に動けなくなる為極力控える。
これは基本の動きであった。
少ししT車組も戻ってきて話を共有した。
飛燕「なるほどな。よくわからへんけど
地元同士で片づけるようやったら俺達は
邪魔はせん方がええかもな」
陽炎「そうやな。西宮と芦屋はこのまま
通り過ぎてもいいやろ。元々揉めることもなかったし
土地勘も少ないしな」
死神「・・・」
死神は黙って下を向いていた。
何か考え事をしているようだった。
不知火「どうした?死神」
死神「いや・・・ちょっと気になってな。
確かにお前らの言う通りなんやけど
その前に麒麟児なんて知ってたか?」
陽炎「聞いたことはないな。
ただ俺らは聞いたことない族は多いやろ」
死神「そうやねん。そこがひっかかって。
最初は走り屋かと思ったんやけど
西宮と芦屋やったらチーム組むかな?
わざわざ暴走族名乗るか?」
飛燕「それぐらいはあるんちゃうか?
どこにでも落ちこぼれはいるやろ」
音叉「待て。飛燕。さっき俺らは
レディースの話を聞いてたんやけどな。
麒麟児ってとこにレディースの子がやられた
仕返しを行くって話をしてたんやわ」
飛燕「仕返し?仲間やられたんやったら
そりゃそうなるやろ。」
音叉「だから。死神が言っているのは
それがおかしいってことやと思うねん」
不知火「ちょっとわからんわ。
死神。音叉の言ってるのはなんや?
それが死神の思ってることなんか?」
死神「ちょっと違う。音叉の言ってることは
先にいきすぎてる。さすがに情報少ないし
そこまでは無いと思ってるけど。
俺が思ったのは麒麟児は西宮や芦屋の族か?
っていうことやってん。さっきの2号線信号無視で
走ってたようなぐらいが西宮や芦屋の不良で
チームまで組むか?わざわざって思ってな」
麒麟児はどこかから流れてきた族。
そう推測をし西宮や芦屋を荒らしているのでは
ないか?と推測をしていた。
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