g-202話 麒麟児

2023年2月23日木曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
??「西宮?絶対無理です。
西宮走ってたら殺される」

飛燕「あ?殺されるって
どういう事やねんや?」

??「知らないんですか?」

飛燕「なんや?言えや」

??「西宮は・・・麒麟児に
断りもなく黙って走ってたらしばかれます・・・」

飛燕「麒麟児?族か?」

死神「俺に聞かれても
知らへんっての」

??「完全に暴走族です。
めっちゃ怖いんで有名」

飛燕「めっちゃ怖い?
はははっ。どうするよ。
死神?めっちゃ怖いて」

死神「そっち相手にする方が
こっちとしては樂や

断りもなく黙って走ると
しばかれるんやったら
お前らも困るやろうから
話しつけてきたるわ」

??「いや・・・俺らは
別にそんなつもり・・」

死神「だいたい道路は
公共の物やねんからな。
独占できる訳ちゃうし」

飛燕「誰かに断って
走らなあかんような
道路なんてないしな」

死神と飛燕はやたらと
やる気になっていた。

音叉「やる気になった
とこ悪いねんけどやー
家出少女どうする?」

死神「あっ。そうや。
それもあんねんなー」

飛燕「どうする?
今度は別れるか?」

死神「えー。嫌やなぁ
家出少女探すんより
そっちの方がええわ」

??「家出少女って?
なんかあるんです?」

死神「これや。これ。
知ってるか?この子」

死神は紙を見せた。

??「これって・・・」

死神「知ってんの?」

??「知ってるもなにも
麒麟児の幹部の彼女ですよ
半沢さんの彼女ですって」

死神「あれ?それやったら
ちょうどええんやない?」

飛燕「全部片づくやんけ」

死神「深夜の近所迷惑の件も
家出少女の件もお前らが
西宮で走れる件も片づく。
一石三鳥になるやんけ」

飛燕「決まりやな。じゃあ
さっさと行こうや。今度は
こっちから売る喧嘩やな」

陽炎「ちょうどよかった。
西宮もこれで通れるしな」

列空「おっ?それやったら
一石四鳥ってことか?」

陽炎「そういう事やなぁ」

??「あの・・マジですか?
マジで麒麟児と・・・」

死神「あぁ。マジマジ。
半沢って奴の彼女が目的」

軽く発言するのでいまいち
本気とは思えにくい・・・

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