g-195話 その意地

2023年2月4日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

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魔人「終わったんか?」

川内「あぁ・・・悪いが
お前には負けられへん」

魔人「・・・そうか。
じゃあその意地きっちり
通しきってくれや」

川内「殺す。コラぁ」

川内が仕掛けてくる。
思いっきり殴ってきた。

パシッ・・・パシッ・・
ジャッ・・・パンッ・・

しかしパンチは当たらず
蹴りも軽くさばかれる。

魔人「どうした?殺す
んやないんか?」

川内「うるせぇ」

川内は続けて攻撃する。
一発一発思いっきり殴り
に来るが当たらない。

異様な光景だった。

魔人は攻撃を避けずに
軌道をそらしてただけ。

攻撃しているはずの川内
が攻撃した時に体勢を
崩されていたから。

浦沢「・・・すげぇ」

藤枝「信じられん・・」

川内「ハア・・・ハア」

魔人「もう終わりか?
これで終わりでええか?
もう全力出したやろ?」

川内「てめぇ。なめんな
避けてばっかやないけ」

魔人「避けてばっかや。
思ったよりつまらんねん

ここで俺がお前やったら
この後も面倒そうやし」

川内「ふざけんなやぁ。
お前っ・・・コラぁ」

川内が怒りに任せて
真っ直ぐ殴りかかった。

川内は全力を込め殴るが
魔人に避けられてしまう

川内「避けた?どこや」

今まで捌いていたのに
ここで・・・避けた。

魔人「あー。つまらん」

魔人は横に廻り込んで
右手を硬く握り締め殴る

ゴッ・・・ドサアッ・・

川内はその場で倒れた。
パンチが見えてなかった

魔人「意地見せてくれや
俺に負けられんのやろ?」

魔人は倒れ込んでいた
川内にトドメをささない

立って少し待っていた。

川内「ハア・・・ハア。
たった一発で・・こんな
ダメージ残るん初めてや
なんや・・・こいつ」

川内はゆっくり立った。
魔人に向かって構える。

魔人「じゃあ次いこか。
しっかり受けろよ~」

シュッ・・・ドウッ・・

川内「ぐあっ・・・」

フェイントをかけて
脇腹を空けさせた所を
えぐるように蹴っていた

そして喧嘩は続く。
周りは黙って見ていた。

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