g-193話 2人の喧嘩

2023年2月2日木曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
マルボロの連中の中を
かきわけて藤枝が来た。

藤枝「ハア・・・ハア。
もう・・やってんのか」

川内「藤枝ぁ。お前ぇ。
かなりきつそうやなぁ。
浦沢にやられたんか?」

藤枝「違う・・・そこの
そいつにやられたんや」

川内「・・・なに?」

藤枝「それも2発でな。
全身に痺れがまわったわ
あんなん初めてやった」

川内「お前が・・・?」

藤枝「あぁ・・・俺も
お前らの邪魔はせんから
見届けさせてくれ・・・
お前ら2人の喧嘩・・」

藤枝がここに来たのは
魔人に再戦するのでなく
この喧嘩を見る為だった

藤枝と浦沢が見届けたい
と思うこの喧嘩・・・

それがどれだけの喧嘩の
意味をなしているのかは
他の連中にも伝わった。

川内「おい・・お前」

魔人「あん?なんや?」

川内「藤枝と浦沢と・・
話がしたい。時間くれ」

藤枝と浦沢が見届けるの
ならこれは個人の問題で
終わる問題じゃなかった

一度詳しく聞きこの喧嘩
の経緯を聞きたい。

この喧嘩の意味を知って
全力で挑むか決めたい。

魔人「待たせておいて
時間くれってなんやねん

まぁ・・・ええけど。
俺はあっちで温かいの
飲んでるから終わったら
呼んでくれればいい」

本来待ったりはしないが
魔人はインカのみんなと
一緒に温かい飲み物を
飲みながら話したかった

魔人はすぐに移動した。

川内「浦沢。藤枝・・・
どういう事やねんや?」

浦沢「俺はあいつらに
負けた。それだけや」

藤枝「俺もや・・・」

川内「そういう事やない
なんでお前らが負けた
って自分で言うんや?」

負けても負けを今まで
認めてこなかった2人が
負けたって言ってる事が
川内には不思議だった。

浦沢「勝てる気がせん。
タイマンでやった後に
少なかったとはいえ・・
あいつらは風雷神の連中
とその後喧嘩したんや。
そこでも負けてんねん」

川内「あ?嘘やろ?」

浦沢「ほんまやねん・・
信じられんやろうけど」

藤枝「俺は・・・逆や。
あいつらにかかってった
奴らが3分過ぎても1人
も倒せてなかったんや。
そこへ俺が見に行ったら

そのまま掴まれて倒され
て動けなくされてんや」

川内「信じられんな」

浦沢「どう思ってもいい」

浦沢は真剣に言った。

浦沢「・・・わかった。
ふー。本気でやらんとな」

浦沢は覚悟を決めた。

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