g-189話 断る理由

2023年1月29日日曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
浦沢がインカへ近づく。
それを全員が見ていた。

鹿角「しゃあないかぁ。
こっちが悪いみたいやし」

インカは逃げなかった。

自分達が邪魔した筋の為
正面から向き合う事に。

帝「せっかく弥勒さんが
浦沢に手加減してたんも
全部無駄なりましたね」

魔人「そんなん言うなや。
俺が全部ぶち壊したみたい
なんやめてくれって」

弥勒「いや。魔人。魔人が
全部壊したと思うけど?」

全員がうなづいていた。
浦沢が近くまでやってきた

浦沢の後ろにはマルボロの
連中が見守っていた。

浦沢「頼みが・・・ある」

鹿角「あん?頼み?」

浦沢「これから・・・
俺か藤枝がタイマン張る
予定やった奴がおんねん。

そいつと・・・タイマンを
張ってくれへんか?」

周りがざわつきだす。

鹿角「どういうことや?
意味が全然わからへん」

浦沢「あぁ・・・実はな」

浦沢は今日の明石最強の
タイマンの意味を細かく
説明した。

川内へのタイマンの挑戦。

浦沢はもう負けてしまった
そして心が折れている。

川内を・・・このまま無視
するわけにもいかない・・

川内の名前は通り過ぎてる
川内の名前が出ると浦沢も
藤枝も名和も全部が霞む。

川内のいないところで明石
最強を名乗っても・・・
本当の最強とは言えない。

誰かが・・・勝たないと。
現役バリバリの誰かが・・

浦沢は・・・川内が負けて
時代が終わるのを見たい。

弥勒「ふーん。なるほど」

魔人「・・・悪かった」

鹿角「しゃあないかなぁ。
断るわけにもいかんやろ」

帝「面倒なことなったぁ」

孔雀「ほんまや」

魔人「・・・ごめんって」

浦沢「助かった。頼むわ。
お前らしかおらんねんや」

鹿角「それはええねんや。
ただそうなったら弥勒か
魔人がやらなあかんやろ」

修羅「そうなるやろな~」

帝「弥勒さんでええんと
ちゃいます?一応明石の
一番をやったんですし」

魔人「そやな。そうや」

弥勒「え~。嫌やなぁ」

鹿角「理由あんのか?」

弥勒「俺が出たらなんか
浦沢に喧嘩できる状態で
終わらせた意味ないわ」

鹿角「そやな。そういう
理由やったら通るわ」

魔人「・・・え”っ?」

弥勒「魔人。よろしく」

魔人「待て。ちょっと」

帝「最強対最強って事で
ちょうどいいですね~」

孔雀「浦沢のタイマン相手
潰してもうたからなぁ」

魔人「あかん。この流れ。
いつものパターンやんけ」

断る理由を潰されていく。

弥勒みたいに理由を聞かれ
ることもされなかった。

みんな面倒くさかった。

魔人出しとけば文句は誰も
言わないのでちょうどいい

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