g-179話 スッキリ

2023年1月19日木曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
小学校を後にしたインカ
の連中は移動を始めてた

鹿角「とりあえずなぁ。
今のとこバイクが一台と
いうのがあかんよな?」

魔人「バイク乗ってる
ヤンキーおらんからな」

帝「そこは誤算でしたね
昔もっとおったのに」

鹿角「もったいなかった
なぁ。さっきのバイク」

帝「あー。あれですか」

魔人「なんなんや?」

帝「暴走族に向かって
バイク乗り捨て体当たり
してたんです。この人」

鹿角「それを根に持って
たんがさっきの奴らや」

魔人「もったいない」

弥勒「鹿角が悪い」

修羅「こっちは迷惑や」

鹿角「・・・ごめん」

特に誰も驚かなかった。
今更驚いたりもしない。

そんなことを話しながら
駅前に歩き出していた。

体育館では・・・

浦沢「大丈夫か?動ける
奴らは手伝ってくれ」

浦沢が1人でやられた
仲間を外に出していた。

動けるのは浦沢だけ・・
1人で運び出していた。

浦沢「これで全部か」

全員を外へ運び出して
タバコに火をつけ少し
休憩していた・・・

浦沢「すごかったなぁ。
あいつら・・・7人しか
おらんかったのに・・」

浦沢は思い返していた。

自分が風雷神を作った時
に求めていた姿がそこに
あったから・・・

浦沢「いつのまに・・・
こうなってたんやろな」

数だけが増え・・・
よくわからない仲間だけ
が増えてしまっていた。

自分の為の喧嘩なんて
できることは少なかった

名和と藤枝だけが・・・
自分の為に喧嘩ができた

そして・・・決めた。

浦沢「・・・解散やな。
もう・・・疲れたわ」

風雷神の解散を決めた。
決めた時にスッキリした

ヴォンヴォンヴォン・・

浦沢「ん?あれは・・」

フェンスをはさんだ道路
にマルボロの連中を見た

浦沢「そうか・・・もう
そんな時間なってたか」

そして立ち上がる・・・
1人で学校を出て行った

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