g-174話 力対力

2023年1月14日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
鹿角「力対力ってとこか
どんぐらいなんかな?」

帝「さぁ。どうですかね
弥勒さんが負けるとは
思えないんですけどね」

鹿角「変に付き合ったり
してまうんちゃうか?」

帝「可能性ありますけど
さすがにしないでしょ」

鹿角「なんでや?」

帝「これまだ最初ですよ
ゴールは神戸駅ですし」

鹿角「そっか。忘れてた
・・・あれ?もしかして
弥勒忘れてるかもよ?」

帝「忘れてたら・・・
もう知りませんけど」

緊張感が流れている中
2人だけが話していた。

弥勒「どうしたんや?
かかってこんのかいや」

浦沢「お前から来いや」

浦沢は手が出せない。

仕掛けようとした時に
すぐに反応されていた。

弥勒「そうか・・・なら
お言葉に甘えて・・・」

弥勒がフェイントをかけ
間合いを一気に詰める。

浦沢「ぐっ・・なんや。
こんな一瞬で・・・」

浦沢はガードをする。
その上からおかまいなく
弥勒が思いっきり殴った

ドンッ・・ドドンッ・・

ガードした腕を殴った後
空いてた脇腹に肝臓打ち
を2発殴りこんでいた。

浦沢「つっ。いってぇ」

弥勒「手加減したつもり
はなかってんけどなぁ」

浦沢「めっちゃ痛いわ。
なんやねん・・・一瞬息
ができんくなったわ」

弥勒「肝臓殴ったからな
まぁ・・・ええか」

弥勒が少しだけ楽しそう
な表情になった。

強いからではなく・・・
いじめるのにちょうど
いい感じの笑いだった。

弥勒「次・・・行くぞ」

浦沢「またかっ・・・」

また弥勒から仕掛ける。
浦沢はガードをする。

しかし・・・

脛を払って蹴った瞬間に
浦沢のガードが空いた。

浦沢「つっ・・・足?」

そこへストレートが入り
鼻を打ち抜いていた。

浦沢「なんやねん・・・
下かと思ったら上って」

浦沢は後ろによろめく。
鼻血が出てきていた。

弥勒「あかん。つまらん
やっぱりその程度か」

ちょっと上下で打ち分け
ると反応できてなかった

弥勒は急にガッガリした
一気につまらなくなった

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ