g-172話　ポイント３倍

昇平「お前がこん中で
一番強いんか？」

魔人「おう。そうや。
さっさと終わらせよう」

魔人は右翼の構えをとる

どうでもいい話をしよう
とする雰囲気を消した。

昇平「かかってこい。
俺はいっとくけど・・」

ビュッ・・・ドンッ!!

魔人は踏み込むと同時に
直突きでみぞおちを突く

昇平「がはっ・・・」

昇平は腹を抑え込んで
魔人に待てと手を向ける

魔人「なんや。その手。
待てって言いたいんか」

パシッ・・・ゴツッ・・

魔人はその手を掴んで
引っ張り逆一本背負いで
床に頭から落とし投げた

昇平は動かなくなった。
ぴくりともしていない。

魔人「ふん。つまらん」

魔人もすぐ戻っていった
相手にもなってなかった

鹿角「お疲れさん」

魔人「やりがいなかった
もう最強って言われて俺
を出すのやめてくれや」

鹿角「しゃあないやんけ
最強とやりたいって言う
からしゃあないやんけ」

弥勒「なんで同じこと
２回も言ってんねん」

魔人「俺はお前らの中で
最強じゃなくてええねん
せやから・・・」

鹿角「やっぱ魔人は俺ら
の最強や。一番強いわ」

魔人「おい。鹿角・・」

鹿角「強すぎるからな～
強すぎてたまらへんわ」

魔人「聞けや。人の話」

魔人に言わせなかった。

言っても聞く気がないの
は魔人はわかってたが。

??「強い・・・強すぎる
昇平さんが手も足もでず
にあんな一方的に・・」

??「これってもしかして
俺らの負けって事か？
２敗目したから・・・」

風雷神の士気が下がる。
逃げ出したくなっていた

浦沢「俺らの・・負けか
しゃあない・・ここは」

浦沢は終わろうとした。

地元の連中じゃないのと
こいつらと争っても何も
言い事はないと思った。

それに浦沢にはこの後
藤枝とのタイマンがある

弥勒「じゃあ次最後やな
最後は誰を指名する？」

浦沢「・・・えっ？」

孔雀「おいおい。最後は
ポイント３倍やないけ」

弥勒「そうせんとなぁ。
ほら。つまらへんしな」

閻魔「次勝った方の勝ち
最後に勝ったら勝ちや」

インカは終わらせない。

というのも・・・見てる
だけの連中が暇だった。