g-171話 全員一致

2023年1月11日水曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
弥勒「魔人。ご指名や」

魔人「ん?俺なんか?」

鹿角「お前以外おらんわ
何をとぼけてんねんや。

うちで一番強いんは全員
一致でお前やないけ」

魔人「なんか違うねん。
お前らに最強って言われ
ても全然嬉しくないねん

いっつも最強って理由で
ええように使われてて」

鹿角「気づくな。最強」

魔人「全然嬉しくない」

鹿角「まともにやったら
誰もお前に勝てへんねん
それは事実やねんから」

弥勒「まともにやったら
やっぱり差がでてくるし
地力でも一番強いって」

帝「最強って言われたら
魔人さんしかおらへん」

魔人「組手でも今まで
まともにやったりして
きた事あったか?」

鹿角「まともにやったら
勝てへんからせんねん」

魔人「俺・・お前らとの
組手勝負割と負けてる」

鹿角「まともにやって
へんからや。もしまとも
にやったら勝てんって」

魔人「なんかなぁ・・」

帝「でもそのおかげで
魔人さん対応力上がって
より強くなってますし」

鹿角「そうそう。お前は
面倒なぐらい強いねん」

魔人「ちょっと待てや。
話変わってきてへん?」

鹿角「ほれ。いったれ。
相手待ってるやないけ」

帝「そうそう。早く」

魔人「なんかなぁ・・・
都合よく使われてる感じ
がしてしゃあないねん」

魔人は前に出ていった。

いつも最強と言われたら
自分が前に出されてた。

やたらと簡単に・・・

今までの抗争経験から
どこのチームも最強を
出せと言っても出さず
立ちはだかるような連中
がいたのを見てたから。

そして付き合いが長い
のでよくわかっている

鹿角「だいたいこの喧嘩
そそられるんおらんねん
さっさと終わらせたい」

帝「そうですねー」

自分達が興味を持てる
相手がいた場合は・・・

魔人「いつもこんなんや
ちょっと別格の奴の時は
勝手に立ちはだかって
しばいてまうくせに」

魔人を出さず餌にして
自分達でやっていたから

つまり・・・雑魚処理。
最強が雑魚処理をしてた

雑魚処理と言う表現は
間違ってはいるが・・・

それなりに地元でも有名
なのも強いのも興味が
持てない奴は最強や一番
強いと言われた時点で
全部魔人が出されてた。

誰も立ちはだからない。
あっさりと最強とやれる

それがショックだった。

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