g-170話 一撃

2023年1月10日火曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
腕と足を封じられた信吾
はもう動けなかった。

その一瞬の間に鹿角は
抑えていた足を相手の外
側のふくらはぎに当てて
下へずらしていった。

信吾「いって・・・」

すれた痛みが集中する。
意識が足に集中してた。

ダンッ・・・バキイッ

ずらした足をそのまま
床に叩きつけ体重をかけ
震脚を打ちアッパーで
アゴを見えない角度から
斜めに強く打ち抜いた。

信吾「あっ・・・」

フラッ・・・ドサッ・・

信吾は前のめりに倒れた
意識を失ったまま倒れた

鹿角「はい。終了~」

鹿角は意識が落ちてるの
を確認して戻っていった

昇平「一撃?信吾が一撃
でやられたやと?」

浦沢「信じられへん・・
なめとったとは言っても
一撃でやられるほど弱く
はないやつやねんぞ」

風雷神の連中は言葉を
失って立ち尽くしていた

一撃でやられたのが・・
信じられていなかった。

弥勒「お疲れさん」

鹿角「おう。ありがとう
別に疲れるほどの相手
でもなかったんやけど」

魔人「変形の廬山か。
完全に封じてからでも
あーやればできるんか

鹿角「封じた時にあいつ
回避しようとせんかった
からできたんやけどな」

帝「それとセオリー通り
に攻撃してきたから?」

鹿角「そうそう。まさか
攻撃の手がセオリーとは
思いたくなかったけど。

突きの後で下段やったし
教科書通りやったしなぁ

あっこからスイッチして
くる相手やったらあんな
上手くいってないけど」

帝「そこまでできるのと
やったことないんでしょ

基本ヤンキーの喧嘩って
殴りあいなんですから」

鹿角「そやな。期待した
こっちが悪かったかな」

鹿角はただ圧倒的に倒し
何事もなく戻ってきた。

弥勒「じゃあ次はぁ?
誰をご指名かなぁ?」

昇平「俺や。コラぁ」

ヤンキーの特性なのか
やたらと声だけはあげる

威圧でびびらせるのが
ヤンキーの特性だった。

弥勒「よし。わかった。
んで誰を指名すんの?」

体育館だから別にインカ
も注意をしなかった。

昇平「誰でもええわい。
一番強いん出て来いや」

そして自信があるからか
一番強いのとやりたがる

負けた時の理由として
最も多かったのがこれ。

一番強いのとやって負け
たならメンツが保たれる

勝つことよりもメンツ。

本来はそれで正しい。
同じようなヤンキー同士
で争っていたのなら・・

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