そして学校へ着いた。
浦沢「ここや。入るぞ」
鹿角「はいはい」
校門を乗り越えて勝手に
入って進んでいった。
浦沢達は運動場の真ん中
まで歩いて止まった。
ザッ・・・ザッ・・・
インカのみんなは全員
黙って通り過ぎていく
浦沢「おい。お前ら
どこ行くねんや」
信吾「逃げる気か?」
鹿角「バカ。声がでかい
アホか。お前ら」
帝「そんな声でっかく
したら通報入るやろが」
弥勒「ちょっと考えたら
わかるやろ。アホ共が」
信吾「ぐっ・・・」
鹿角「お前ら・・まさか
こんな真っ暗なところで
やろうと思ってたん?」
浦沢「あ?そうやけど。
暗いけどしゃあないやろ
ちょっとしたら慣れる」
鹿角「学校って言った時
はなかなか賢いって思う
とこあったけどあかんか
黙ってついてこいって」
浦沢「なんやねん・・」
浦沢達は黙ってついてく
そして体育館前へ着いた
浦沢「体育館?おい。
体育館閉まってるやろ」
鹿角「わかってるわ。
ちょっと黙っとけって」
周りを見て調べていく。
しかし扉も窓も全て施錠
されていた。
魔人「あかん。ちゃんと
戸締りされてるわ」
弥勒「そこにクワあった
なんか育ててるみたい」
孔雀「ガムテープあった
ちょっとしかないけど」
浦沢「なんや・・・?」
孔雀が窓にガムテープを
張りそこをクワで割った
バリーンッ・・・バンッ
孔雀「よし。割れたわ。
クレセントも回せる」
鹿角「中に入れるか?」
孔雀「入れる入れる。
ちょっと待っとってや」
孔雀は中へ入っていった
パッ・・・パッ・・・
中の電気がつきだした。
そして表の扉が開いた。
鹿角「あー。悪いけど
修羅ちゃん。ちょっと
見張り頼んでええ?」
修羅「あん?俺がか?」
鹿角「ほら。逃げ出すの
おるかもしれんし・・;
ここは修羅ちゃんの棒術
が一番効果的やと・・」
修羅「しゃあないな・・
後でなんかおごれよ?」
鹿角「当然。おごるよ」
ガラガラガラッ・・・
孔雀「お待たせ~」
鹿角「あぁ。ありがとう
ほんまに助かったわ」
魔人「ありがとう孔雀」
弥勒「ありがとうな」
閻魔「すんませんでした
手間かけさせまして」
帝「助かりました。
ありがとうございます」
修羅「俺は外でおるから
気にせんとってくれや」
孔雀「あれ?そうなんか
追撃要因必要なんかな」
修羅「必要みたいや。
詰めておきたいんやろ」
孔雀「鹿角もきついな。
逃げ道残したらへんか」
全員孔雀に礼をしてから
中に入っていった。
孔雀が面倒なことを文句
言わず動いてくれた事に
対してのお礼だった。
十傑達はこういうことは
必ず忘れずやっていた。
後輩がやっても言う事。
やってもらって当然では
ない事の行動の感謝には
必ず言葉が必要だから。
言葉で伝えないとやって
もらって当然でやったと
伝わってしまうから。
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