g-159話 嫌な予感

2022年12月30日金曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
鹿角達はほとんど駅前まで
戻ってきていた。

そこへ集団で走ってくる
バイクを見つけた。

帝「・・・ん?あれ・・
あれなんですかね?」

鹿角「ん?どうした?」

帝はスピードを緩めて
鹿角にも前を見せた。

鹿角「俺が前いくわ。
もうガソリンも少ないし
ちょうどよかったかな」

帝「あんま無茶はせん
とってくださいね。
って言っても無理やな」

鹿角は急加速して向かう。
真っ直ぐ向かっていった。

その後ろを帝が追う。

浦沢「・・・あん?おい。
なんか早いん来てるぞ」

浦沢がその光に気づいた。
こっちに真っ直ぐ来ていた

浦沢「こっちにわざと
向かって来てんのか・・?
それとも・・・こっちに
気づいてないんか・・?」

嫌な予感がしてきていた。
それは他の連中も・・・

??「コラぁ。お前ぇ。
止まれ。止まらんかいぃ」

スピードは落ちない。
逆に上がって来ていた。

ブレーキをかける気配も
当然のようになかった。

浦沢「おい・・・マジか」

このまま突っ込んできたら
ただじゃすまないのは誰が
見ても想像がついていた。

しかし・・・そんなことが
出来る奴がいるのか?

ギリギリで止まれる。と
かすかな希望も抱いていた

そして・・・打ち砕かれる
死を近くに感じる瞬間だ。

鹿角「ほれっ」

バッ・・・

鹿角は乗っていたバイクを
ドリフトで横に向けてその
ままバイクを乗り捨てた。

浦沢「あかん。うわっ」

??「うわあ。なんやねん」

ガッシャーン!!ガガガッ

乗り捨てたバイクは先頭に
当たりそこからドミノ倒し
式に倒れていっていた。

鹿角「スットラーイクって
とこかな。・・・ん?あの
ランプ・・・警察か?」

前回り受身をしてすぐに
起き上がり様子を見た。

前列が倒れていく後方に
パトカーのパトランプが
回っているのを見つけた。

??「おーい。どしてん。
なんで止まってんねん」

後続の連中は先頭がそんな
事になっているのを知るの
には時間の遅れがあった。

警察「おい。止まったぞ。
なんか様子がおかしいぞ」

警察「検挙しますか?」

警察「今やな。よしっ。
全員検挙してまえっ」

警察が好機と判断して
パトカーを降りて動く。

後続の人間は単車を降りて
走って逃げ出していた。

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