そして魔人達は・・・
ポツンとしていた。
魔人「戻ってくる気配が
全然せーへんねんけど」
弥勒「俺も・・・」
修羅「あのまま単独で
どっか行っとんやろな。
電話しても出ーへんし」
名和「なぁ・・・お前ら
っていつもそんなん?」
閻魔「今日はマシかな。
いつもはもっとひどい」
名和「もっとひどい?」
閻魔「手つけられんのが
尼崎の方いってるから」
名和「お前らより上?」
閻魔「上とか下じゃない
同格の位置におるだけ。
まぁ・・同格の位置でも
俺はこの人らに比べたら
ランクはひとつ落ちる」
魔人「うわぁっ。弥勒~
見てくれ。当たったぞ」
弥勒「初めて見たわ。
自動販売機で当たりが
出たん。出るもんやな」
小さい事ではしゃいでた
やたらと楽しそうだった
名和「・・あれでか?」
閻魔「・・撤回したいが
あの人らの方が上や」
名和「信じられんな」
閻魔「まぁ・・そやろね
こうやって見てたらなぁ
俺も信じられへんしな。
でもやったらわかるわ」
名和「魔人って呼ばれて
んのが最強やったか?」
閻魔「そう。うちの最強
全員が認めてるけど」
名和「・・・わかった」
名和は歩いていった。
ザッ・・・ザッ・・・
魔人「・・ん?どした」
名和「悪いけど・・・
俺とタイマン張ってくれ
どうしても確かめたい」
名和は真剣だった。
最強と聞いてどうしても
やりたくなっていた。
しかし・・・
魔人「やる意味あるか?
タイマン張る理由もある
とは思えへんねんけど」
弥勒「買ってやったら?
なんか真剣みたいやし」
魔人「なんかしたっけ?
俺・・・こいつに」
修羅「なんもしてない」
魔人「せやろ?」
ほんわか談笑していた。
名和を無視して話す。
名和「ごちゃごちゃ・・
さっきからうるさいわ」
名和が先に仕掛ける。
殴ったら無理やりにでも
やる気になると思った。
不良の喧嘩に理由なんて
特に必要もしてなかった
孔雀「仕掛けるの遅っ。
もっとちゃんと見とけよ
もう体勢変えてるのに」
名和が喧嘩を売ってきた
時点で全員自然体に変え
不意の反応に備えてた。
名和が踏み込んだ時には
魔人はもう反応していた
名和「なっ・・・」
魔人「ふっ・・・!!」
魔人も踏み込み拳を作り
震脚を入れて直突き正拳
で顔面を真っ直ぐ突いた
ゴスッ・・ドサアッ・・
名和「ぐ・・・あっ」
名和は後ろへ倒れた。
鼻を押さえもがいていた
カウンター気味に入った
そのパンチで折れてた。
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