g-143話 手応え

2022年12月14日水曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
鹿角「あー。やっぱり
手応え全然ないわぁ」

弥勒「手応えあるって
思ってたんか?」

鹿角「そこまで期待は
してへんかったけど。
多少は根性見せてくれる
とは思ってたとこある」

修羅「アゴ打ち抜いてて
根性見せるん無理やろ」

鹿角「まっ。そうやな。
そんじゃあ戻ろうか」

3人は戻っていった。
細い路地を後にする。

??「ぐうっ・・・なんや
なにがしたかったんや」

アゴを打ち抜かれていて
すぐには立てない。

その間に・・・

??「つっ・・・いってぇ
あれ?なんやコイツ」

??「誰がやったんや?
コイツ倒れてるやんけ」

倒れていた奴らの体力が
回復して戻ってきていた

??「ぐっ・・・てめぇ」

??「なんか知らんけど。
さっきの仕返ししたるわ
コラぁ。死ねやぁ」

倒れている奴に近寄り
殴りかかりにいった。

ガシッ・・・

修羅「ちょい待ちっ」

弥勒「それは違うやろ」

??「なんやぁ?お前ら」

??「邪魔すんなやぁぁ」

ドゴッ・・・グチャッ

??「ぶあっ・・・」

??「ぐあっ・・おえっ」

修羅は脇腹を殴り込み
弥勒は膝を蹴りかがんだ
ところで顔に膝で蹴った

??「なんで・・お前ら」

修羅「聞くの忘れてて。
この辺の地域のことって
あんま知らへんからや」

弥勒「助けたわけやない
勘違いはすなよ。お前」

鹿角「おーい。さっさと
かたづけてもうてやぁ。

周りの見張りとかかなり
つまらへんねんからや」

??「ちょっと待ってくれ
お前らなんやねんやぁ」

ゴッ・・・ガッ・・・

修羅と弥勒は待たない。
一方的に殴り込んでいた

だいたい待ってくれって
言って待ってくれるよう
な人達ではなかった。

修羅「やべ。調子乗って
全部倒してもうたわ」

弥勒「あかん。失敗や。
まぁしゃあないかな」

修羅「おい。お前。お前
はこの辺り詳しい?」

弥勒「この辺りの不良の
勢力図のことやねん」

??「あっ・・・ああ。
それはわかるけどやぁ」

修羅「よし。じゃあお前
ちょっとついてきてや」

弥勒「肉まんおごって
やるから教えてくれや」

??「はっ・・・ははっ。
なんやねん。お前ら。
なんかおもろい奴らや」

力づくで聞き出すことが
できる連中だったのに
力づくで聞こうとしない
その姿勢が人を動かす。

北風と太陽方式だった。

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