g-138話 定石

2022年12月9日金曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
鹿角「定石もええけどな
周りにヤンキーがおらん
状況で定石は効果が薄い
それでも定石とるか?」

帝「そうですね。定石を
崩されてもあまり被害は
受けないと思いますけど
後手にまわる瞬間ある」

この会話は簡単そうに
聞こえるがこの会話が
理解できる人は少ない。

何人の人がこの判断の
意味に気づけただろうか

定石=セオリーというのは
こういう時はこうするとか
一種の対策ではあり効果的
な答えなのでほぼ正解だ。

型にはまりやすい日本人は
どうしてもセオリーを選ぶ

ただ・・・このセオリーを
選んだ時に大事な事を考え
ず選んでしまうのが多い。

それは・・・状況。
今回の場合は簡単そうな話
だが色々絡んでいる上での
判断なので複雑になってる

なので・・・
喧嘩を例にして話をする。

例えば相手がデブだった
場合頭が悪ければまともに
向かって喧嘩をするだろう

喧嘩慣れをしている場合は
まず足を攻めるだろう。

この足を攻めるってのが
デブに対してのセオリーだ

このセオリー通りに行って
喧嘩をするのはほぼ正解。

勝てれば何も問題はない。
セオリー通りにいけば勝率
もほとんど高いはずだから

ただ・・・相手がデブでも
デブだからという理由で足
を攻めてもデブが百戦錬磨
だった場合対策は必ずある

足を攻めてくることが
わかっていれば対策は簡単
にうてるのが現実だ。

いっぱい打たれる前に
蹴り足を掴んで倒したり
蹴ってきた時に間合いを
詰めて一緒に倒れこんだり
すれば足がやられる前に
対策はいくらでもできる。

相手が百戦練磨かどうかは
喧嘩をするまでの会話や
行動でだいたい判断できる

そうなると後はこっち側の
問題でセオリー通りに
行かない場合の事になる。

セオリー通りに行かないと
そのまま何もできずに
やられてしまうパターンに
はまる連中が非常に多い。

だけどここでインカの連中
はセオリー通りに行かなく
てもなんとでもできるので
問題はないと帝が言うけど
セオリー通りに行かないと
相手をなめてる分数秒間は
考えられず判断がつかなく
相手の思うがままにやられ
後手にまわってしまうと
いう事を言っていた。

つまり・・・話を戻すと
鹿角は周りにヤンキーが
いればツーマンセルで問題
は無いがそれほど土地勘も
なくその上駅前にヤンキー
がいないのにその定石を
使ってもあんまり意味が
ないんちゃうか?と言う事
を言っていた。

それに対して帝は別に定石
どおりに行ってもいいけど
後手にまわってる数秒間で
やられる可能性があるから
定石はここでは使わなくて
いいと思うと言っていた。

少しでも後手にまわるなら
それは止めて他の方法で
やっていこうと言っていた

でも定石は何も考えずに
使えるので楽といえば楽だ

だから否定はしきれない。

弥勒が定石を使おうとして
たのは考えるのが面倒で
すぐに動ける答えでもある

弥勒が考えて考えて考え
抜いて定石を選んでたなら
定石で行ってただろう。

死神達の場合は駅前に
ヤンキーがいたので定石を
使って行動に移してた。

念の為に周りを歩いてから
行動を行っていたのが影の
詰めのポイントだったが。

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