g-122話 チキンラン

2022年11月23日水曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
陽炎「チキンラン・
デスポールで決着を
つけたらどうやろ?」

御堂「チキンラン?
デスポールってなんや」

不知火「そこの断崖に
向かってバイクで走る
っていうやつ。どう?」

浩二「ギリギリで止まる
っていうやつか・・・」

陽炎「こっちは喧嘩の
邪魔したあいつ(死神)
にやらせるようにする。
それでどうや?」

御堂「おもろいやないけ
やったろうやないか」

不知火「じゃあ決定や。
そっちは各自で自信の
あるやつだしたらええ。
そんじゃあ5分後にな」

陽炎と不知火が戻る。

浩二「ちょっと待て」

陽炎「・・・ん?」

浩二「お前ら・・・
あいつ(死神)の仲間や
ないんか・・・?」

不知火「仲間やけど?」

浩二「そんな・・・仲間
を簡単に売るようなんで
ええんか・・・?」

陽炎「売るって?」

浩二「せやから・・・
仲間を守ろうとすんのが
普通とちゃうんか?」

陽炎「あー。面倒な奴。
俺らは主従関係のない
繋がり方してんねんや」

不知火「それに立場上は
あいつ(死神)が上や。

当事者の問題は当事者に
決着つけさせとかんと
遺恨残ってまうやろが」

陽炎「仲間を守るって事
は頼んできた時だけや。

ま。お前に言っても
わからんやろうから
これ以上は言わんけど」

浩二「待て・・・おい」

陽炎と不知火は振り返らず
そのまま戻って行った。

浩二も御堂も仲間の元へ。

??「副総長」

正臣「どうやったんや?
なんの話をしてたんや?」

浩二「あぁ・・・それが」

浩二はチキンランで決着を
つける内容を話した。

浩二「・・・って事なんで
俺が・・・代表で出ます」

浩二の体は震えていた。
もし失敗して落ちたら・・
死ぬ可能性もある。

??「・・・っ」

自分が代わりに・・・
と言いたい兵隊達も黙る。

暴走行為をしていても死が
近いことはそうはない。

ただ暴れていたいだけや
地元で威張りたいのなら
避けたい問題だ・・・

正臣「いや・・俺がやる。
浩二はもうボロボロやんけ
最後は・・俺が責任とる」

浩二「総長。無理です。
そんな体で・・・」

正臣「俺が・・・総長や。
それに俺が一番バイクの
扱いが上手いやろ・・・」

浩二「総長・・・」

尼崎連合は正臣が出る。
そして関西連合は・・・

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Translate

ツイッター タイムライン

ページビューの合計

QooQ