g-118話 邪魔

2022年11月19日土曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
??「どうしたんで
しょうかね。関西連合」

浩二「わからへんか?」

??「なにがですか?」

浩二「俺らは暴走族や。
道路を暴走して走るだけ
の楽しいだけやないねん

喧嘩もせなあかんねん。
せやのに・・・」

??「せやのに?」

浩二「看板を背負えずに
勝手に使うだけのやつが
増えてしまってるんや。

タイマンもできなければ
けじめもつけられへん。

それが・・・御堂は
許されへんねんやろう」

??「族なめてるやつも
おるってことですね」

浩二「尼崎連合もな・・
そんな連中ばっかりや」

??「・・・えっ?」

浩二「いつからやろうな
こんな風になったんは」

??「副総長?」

浩二「お前ら・・帰れ。
おっても邪魔なだけや」

浩二には御堂の気持ちが
痛いほどわかっていた。

ずっとやりあってきたし
お互い優勢になるために
数を増やしてきたのは
自分達にも責任がある。

暴走族は大きくなりすぎ
ると制御ができなくなる

有名になればなるほど。
広域連合になるほどに。

浩二「俺が・・・責任を
とるしかないか・・・」

浩二はインカに向かう。
歩いて近づいていく。

音叉「お?なんか来たぞ
こっちに来てるけど?」

陽炎「おっ?ほんまか?
俺が死神の代わりに
やらなあかんからな~」

陽炎もゆっくり歩き出す
標的を見つけたように
殺気と威圧が強く出る。

浩二「・・・怖ぇ。
なんやねん。この威圧。

負けるとわかっている
喧嘩せなあかんか・・」

勝てないとわかっていて
もやらないといけない。

それは・・メンツの為に
喧嘩をしないといけない
場面が訪れていたから。

正臣「うっ・・・あっ。
浩二・・・待てや・・」

浩二「・・・総長?」

??「総長。大丈夫ですか」

正臣「あぁ・・だいぶな。
きついけど・・・動ける」

正臣の状態が戻ってきた。
正臣が気を取り戻した。

足立「ぐっ・・・つうっ」

御堂「総長?気がついた」

足立「御堂・・・なんや?
どうなったんや?喧嘩は」

足立も意識を取り戻した。
轢かれた瞬間からの記憶が
あいまいになっていた。

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