g-115話 冬に海

2022年11月16日水曜日

④最終章-無秩序な暴力-

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不知火「寒いな・・おい。
冬に海ってアホやない?」

列空「ううっ。寒いな」

死神「あー・・・きっつ。
酔い冷めにはちょうどええ
陽炎の運転きっついわ」

陽炎「死神もあんなんや。
いちいち文句言うなや」

ドッドッドッドッド・・・

陽炎「お?なんや?」

不知火「あー。さっきの。
死神にやられた奴かぁ~」

御堂「お前らぁ逃がさん。
もう逃げられんからなぁ」

浩二「・・・」

御堂と浩二が追いかけてた
バイクを降りて構える。

音叉「死神~。相手したれ
さっきの奴まだやる気や」

死神「あ~。無理。
今はちょっと休ませてや。
陽炎。変わりに頼むわ」

陽炎「しゃあないなぁ~」

死神が車酔いしていたので
陽炎が前に出てきた。

死神の代わりに相手をする

だが・・・

浩二「・・・待ってくれ。
ひとつ聞きたい事がある」

浩二が割って入ってくる。

不知火「ん?なにかな?」

浩二「あんたら・・・尼崎
の者やないやろ?」

不知火「さぁ~。それは
どうなんでしょうね~」

不知火は答えない。
どうでもよかったから。

御堂「あ?何言ってんのや
そいつら777ちゃうんか
車に777のステッカー
貼ってるやんけ」

不知火「あ~。そうそう。
俺ら777やったわぁ」

浩二「尼崎やないはずや。
俺らの喧嘩邪魔する奴らは
尼崎にはおらへんねんや」

不知火「へー。そうなん?
それは知らんかったなー」

御堂「じゃあ・・なんや?
こいつらの目的ってのは
なんやねんや?」

浩二「それがわからん・・
それが聞きたいねんや」

尼崎最強の座をかけての
邪魔をする理由・・・

それが彼らは知りたかった

陽炎「目的とかないって。
理由もなんもないねんな」

陽炎があっさりと答える。

浩二「・・・なんやと?」

御堂「・・・あ?」

その答えにいらつく2人。

目的もないのに尼崎の族の
喧嘩を邪魔したのか?

不知火「たまたま当たった
のがお前らだっただけや」

音叉「しゃあないねん」

御堂「おま・・・えら・・
そんなんで邪魔したんか」

陽炎「ちなみに邪魔したん
はあっこで休んでるのな」

死神「あー。気持ちいい。
冷たい風が優しいわぁ~」

死神は寝っころがっていた
夜風に当たり休んでいた。

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