g-108話　見届け

お互いが睨みあい・・・
そして殴り合いになる。

御堂「おおおっらああ」

正臣「ぐおらああっ」

バキイッ・・・ドガアッ

関西連合の特隊と尼崎連合
総長のタイマンが始まると
周りの連中も集まりだした

全員が・・・集まり出す。
タイマンを見届けに・・・

正臣「がはっ・・・」

御堂「どうしたぁ？それが
尼崎連合の総長なんかぁ。

そんなんでうちの総長と
タイマン張るとか言うなや
ボケがぁ」

浩二「・・・強いな。御堂
さすがに・・・強いわ」

田部「総長・・・」

正臣「くそっ・・御堂め。
楽には勝たれへんか・・」

御堂「どうしたぁ？来いや
もっと本気で来んかいや」

御堂は攻撃を続けていく。
一方的に正臣を殴っていた

御堂が勝つと・・・
関西連合は思っていた。

たった一人以外・・・

足立「そんなもんやない。
正臣はこっから強いねん」

何度も喧嘩をしてきている
足立にしか知らない底の
部分がまだ出てなかった。

御堂「これで終わりじゃ」

ブンッ・・・
御堂は力を込め全力で
正臣を殴りにかかった。

バシイッ・・・

正臣「強いな・・・御堂。
お前は思ったよりも強い」

正臣は御堂のパンチを
掴んで受け止めていた。

御堂「なんや・・・」

正臣「でも強すぎはしない
・・・本気でやったるわ。

強すぎるっていう強さを
こっから見せてやるから」

バキイイッ・・・

御堂「ぐわっ・・・」

特隊を一撃で吹き飛ばす。
さっきまでとは変わった。

正臣「立て。御堂・・・
喧嘩につきあったるから」

御堂「・・・当然やろ。
こっからが本番やろがぁ」

御堂が向かってくる。
正臣も正面から立ち向かう

??「すげぇ・・・」

田部「これが・・・総長の
喧嘩・・・」

浩二「悪い癖が出てる・・
さっさと倒せばいいのに。
きっちり立ち向かって」

お互い殴られ殴り合って
意地と意地で喧嘩をしてた

そして・・・５分後・・・

ズルッ・・・ドサッ・・・

正臣「ハァ・・ハァ・・」

御堂「もう・・立てんわ。
俺の・・・負けや・・・」

御堂が負けを認めた瞬間に
尼崎連合の士気が上がった