g-106話　地獄絵図

そして・・４３では・・
地獄絵図になっていた。

バイクが何十台と倒れ
ガラスの破片が飛び散り
曲がっている金属バットや
折れた木刀の残骸が残る。

足立「おらぁ。尼連は
残り少ないぞぉぉ」

関西連合が優勢だった。
尼崎連合は押されてた。

田部「こらぁ。足立ぃ。
上から見とらんとこっち
かかってこいやぁぁぁ」

血を流し怪我もしている
田部が前へ突っ込む。

??「田部ぇ。死ねやぁ」

バキッ・・・

木刀で頭を殴る。
しかし田部は倒れない。

??「こいつ不死身か」

田部「うおおおおおっ」

バキイイッ・・・

殴ってきた奴を殴り返す

田部「足立ぃ。来いやぁ
俺とタイマン張れやぁ」

足立「俺とタイマン？
俺とタイマン張るんなら
正臣出してこんかいや」

田部「総長とタイマン
張る前に俺とやれやぁ」

田部は止まらず前進する
ゾンビみたいに・・・

正臣「そろそろ・・か」

浩二「・・動くんか？」

正臣「あぁ。田部が道を
開いてくれてるからな。

俺が真っ直ぐ攻めていく
浩二は田部を頼むわ。

あいつ・・もう限界や」

浩二「わかった。なら
そこまでの道は俺が作る
俺の後をついてきてや」

正臣「あぁ・・わかった
悪いな・・いつも・・」

浩二「謝るなや・・・
お前は俺らの頭やねんぞ
そんじゃあ行くぞぉぉ」

尼崎連合の大将が動き出す

集団戦の場合先に大将が
動くと不利な状況になった
と判断ができる。

つまり優勢なのは関西連合

優勢という事がわかって
関西連合の士気が上がる。

??「尼連総長おんぞぉ～。
捕まえて潰してまえやぁ」

??「おおっ。俺がやるわぁ
かかってこいやぁぁ」

浩二「どけっ!!」

邪魔をする連中を浩二が
どけて道を作っていく。

田部「足立ぃ。コラぁ。
降りてこんかいやぁ」

足立「田部ぇ。尼連は
お前に何してくれる？

お前１人で頑張っても
上の幹部はなんとかして
くれてんのかいやぁ？」

田部「じゃかあしいわぁ
お前が総長の事語んな」

足立「田部。お前だけは
関西連合にも欲しいわ。
どうや？こっち来んか？

尼連よりもええ待遇を
させてやるからやぁ」

田部「うっさいねん。
俺は尼連裏切らへんねん
尼崎連合が最強じゃあ」

田部は認められていた。
敵からも認められるほど
強く気合が入っていた。