g-73話 真帆の実家

2022年10月6日木曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
蓮「ふぅ。こんな感じか」

真帆「これは捨てるの?」

蓮「あぁ・・・って待てや
それ俺の卒業証書やんけ」

大学を卒業してから数日が
過ぎ学生マンションの掃除
を真帆と一緒にしていた。

もう・・・出て行くから。

俺の4年間は終わって次の
新しい大学生の為にも早く
出て行く必要があったから

荷物は全部実家に送って
掃除も終わりスッキリした

真帆「何も無くなったね」

蓮「あぁ。無くなったなぁ
4年って・・過ぎてみたら
意外と早かったもんやな」

真帆「ここの部屋ってさぁ
結構思い出残ってるよね」

蓮「そうか?別にないで」

真帆「なんでよ。あたしは
めっちゃあるねんけど~」

蓮「なにがあったの?」

真帆「蓮と一緒に過ごした
3年間の生活の基本かな」

蓮「そんなん残すなや。
全然かっこよくないけど」

生活の基本を残されても
はっきりいって困る。

もう部屋を出て行くのに。

真帆「じゃあ。行こうか」

蓮「そうやな・・・じゃあ
真帆の実家に世話なるか」

真帆と手を繋いで家を出る

そして・・・鍵を返した時
俺の大学生活は終わった。

真帆と一緒に電車に乗って
真帆の家に向かっていた。

蓮「真帆。ちょっと待って
なんか差し入れ買うから」

真帆「いいよ。そんなん
気にしなくてもいいって」

蓮「そういう訳にいかんの
今日は世話なるねんから」

真帆「今まであたし世話に
なってたけどお金受け取る
ことせんかったやんかぁ」

蓮「はははっ。ええねん。
ええ暮らしやなかったし」

真帆「もう~。ほんまに」

シュークリームを買って
真帆の家に向かった。

母「まぁ。いらっしゃい。
ささっ。上がって下さい」

蓮「すいません。これ。
シュークリームですけど」

母「まぁ~。ありがとう」

真帆「今度はちゃんと蓮に
ご飯食べさせてあげてよ。
あたしの旦那様なるから」

蓮「まだ早いやろ。バカ」

母「蓮君にお義母さんって
呼ばれるのももうすぐね」

蓮「早いですって・・・」

母も娘も同じ感覚だった。
でも・・・言ってることは
2人が正しかった。

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