g-71話 生活の基本

2022年10月4日火曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
母「もし蓮君が真帆と結婚
を前提として付き合って
いただけるのなら私の方で
手助けできる事はします」

蓮「うーん。困ったなぁ」

真帆「何に困ってるん?」

蓮「まさかそっちが折れる
とは思ってなかったから俺
が断る理由が無くなった」

真帆「じゃあ・・結婚?」

蓮「それはまた違うねん」

真帆「何が違うんよ?」

蓮「うちの親の事もある。
うちの親はこんな金持ちの
娘となったら何も文句言う
事無く認めると思うねん。

でも・・・それやったらな
真帆を見てない事になる。

真帆じゃなくてバックに
ついてる金だけ見るねん。

そうやなくて・・・真帆が
認められないとあかんし」

真帆「わかった。頑張る」

蓮「めっちゃ軽いねんや」

真帆の返答は軽かった。
わかってないと思った。

母「じゃあ・・・結婚を
前提としていいですか?」

蓮「・・・はい。だけど
別れたら終わりですよ?」

母「それは2人の問題です
もちろんわかっています」

真帆「別れへんし」

蓮「わからんやないか」

こうして・・・決まった。
仮の形で結婚が決まった。

そしてこれからの生活で
何か金銭面でも何でもいい
ので手伝うことがあるか?
と聞かれたが全て断った。

今の生活を続けていたい。

楽に甘えるとダメになると
言う事をちゃんと伝えた。

そしてその日はご飯を頂き
帰りも送ってもらった。

それから数日して真帆と
同棲する事になり荷物を
極力少なくしてもらって
今の部屋に住む事になった

真帆に掃除や洗濯を教えて
少しづつだけど生活の基本
を学んでいってくれていた

お互いが教えて教えられる
一緒の時間を共有していた

そして・・・真帆は太極拳
までも覚えてしまっていた

何度も途中で辞めていたり
したけど何度も復帰して
ちゃんと覚えてやっていた

真帆はこの時期に初めて
成長する事を知ったから。

成長率が高かった。

そして・・・1年が過ぎて
冬も終わりに近づいてきた

蓮「そろそろ卒業やなぁ。
4年間・・早かったかな」

この1年とちょっとは毎日
少しづつ勉強をして宅建の
資格をなんとか取れていた

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