g-63話 保険つき

2022年9月26日月曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
蓮「内定ってこんなに早く
でるもんなんですかぁ?」

宮根「アホか。面接の日に
普通出すわけないやんけ。
今はまだ来年の新卒の面接
したりしてるねんから」

蓮「そうなんですか?」

峰「来年は全員卒業やから
一気に拡大する予定やねん
せやから人員選びでも結構
時間かかってるねんや」

蓮「忙しいのにすみません
ありがとうございました」

宮根「別にかまわへんわ。
お前の姿勢に応えただけや
お前がそれなりの覚悟を
してるんやったらこっちも
それなりの答え示したるわ

もし気持ち変わって内定を
辞退する気やったら来年の
5月までやったら聞くわ。
それ以降は受付せんから」

蓮「辞退なんてしません」

宮根「別にうちにお前が
必要なわけやないからな。

色々誘惑があっていい話が
あったら変わる事もあるわ

そういう保険つきの内定や
めっちゃ嬉しい内定やぞ」

峰「そうやな。そんな内定
与えてくれるとこないわ」

蓮「やっぱり。おもろいわ
あんたらはこーいうとこが
あるから楽しいねんなぁ」

面接に備えて色々と対策を
考えてきてたけど全て無駄

普通をしないこの人達は俺
に違う世界を見せてくれる

この人達とだったら・・・
俺は残りの人生が楽しく
過ごせるとわかっていた。

宮根「そんじゃあ再来年な
ちゃんと勉強しとけよな」

峰「国家資格とっとけよ。
不動産もやるから宅建の
資格もとってたらええぞ」

蓮「はい。わかりました」

面接も終わり外に出て行く
頭を下げて何度も挨拶した

蓮「内定・・もらえたぁ」

一度離れて現実がわかった
本当に内定がもらえてた。

家に帰って龍太に報告して
やっとホッとできていた。

父「蓮はいつまでいるん?
大学休んでて大丈夫か?」

蓮「まだ大丈夫やけどなぁ
単位もちゃんと取ってるし
もう少し休めるけど・・・
でももう内定も出たから
明日には帰ろうと思うわ」

母「就職決まったからって
だらけてたらあかんで?」

蓮「うん。わかってる。
ちゃんとやってくるから」

残り1年とちょっとだった
後1年をどう使うかだけど
俺は宅建の勉強をする事に

1年もあれば大丈夫だろう
一発で合格したいとこだ。

龍太にも明日帰る事を伝え
帰る準備をして早く寝た。

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