g-61話 核心

2022年9月24日土曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
宮根「じゃあ俺達が夜間に
通いながらビジネスをして
るんを知った上で聞くぞ?

うちは仕事は忙しいし給料
も多くも払えないとこや。

労働時間も多くなるやろし
予期せんトラブルも多い。

それでもできませんって
弱音は聞かずなんとかする

楽なとこやないねんや。
大卒がやるような綺麗な
仕事と違う部分も多いねん

そんな中で働いてやなぁ。
大卒のお前が続くんか?

あの時やっぱりゼネコンに
就職しといたらよかった。
とかそうなると思うねん」

峰「それはあるやろうな。
お前もプライドあるやろ」

蓮「俺に・・・プライド?
よくそんなん言えますね。
俺のプライドは高校の時に
インカに潰されてますよ」

宮根「潰したっけ?」

宮根さんは軽かった。
本当に覚えてないから嫌だ

蓮「村田に潰されましたし
瀬戸にも潰されロバートに
潰されあんたらに潰されて
・・・全部あんたらやし」

思い出してみると・・・
全部この人達に潰されてた

宮根「俺とは違うやろ~。
ほれ。あれやなかったか?
関東で喧嘩した暴走族や」

蓮「闇皇帝ですか?」

宮根「そうそう。あいつら
が野田を潰したんやって」

蓮「間違う訳ないでしょ?
俺は一応族の頭だったから
他の族に心を折られるって
ことはなかったんですよ」

峰「そんなんあったなぁ。
卒業前の旅行やんなぁ?」

宮根「飛燕が寝てた俺達を
起こして説教してたやん」

峰「あ~。懐かしいなぁ。
なんか知らんけどめっちゃ
飛燕に怒られてたもんな」

宮根「なんで怒られてたか
今でもわからへんねんや」

蓮「あの・・・聞いてよ」

俺の答えは無視されていた
どうしようもなかった・・

宮根「でも・・わかったわ
お前が軽い気持ちじゃなく
うちに入りたいってのが」

蓮「伝わってますか?
伝わってる感じしません」

峰「ちゃんと伝わったわ。
建築やったらうちもある。
小宮がずっと動いてくれて
るから入ったら小宮の下に
なると思うけどええんか?
あいつも夜間大学やけど」

蓮「小宮さんの下で俺が嫌
って言うわけないですよ」

宮根「じゃあ・・わかった
峰。ちょっとええかな?」

峰「なんや?どうした?」

宮根さんと峰さんは小さい
声で話しだしていた。

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