g-59話 不審者

2022年9月22日木曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
1時15分に着いたので
そのまま中に入っていった

蓮「すいませーん」

??「はい?」

事務員が駆け寄ってきた。
不審者だと思われた・・・

蓮「あの・・・面接に来た
野田と言います。宮根さん
から1時過ぎに来いって
言われてまして・・・」

??「あ~。はい。では
こちらへどうぞ~」

蓮「すいません・・・」

エレベーターに乗って
後ろをずっとついていった

??「こちらでおかけに
なって待ってて下さい」

蓮「はい。すいません」

会議室みたいなところに
案内をされ座って待った。

めっちゃ緊張してきた。

コンコンコン・・・ガチャ

??「こちらです。どうぞ」

宮根「はい。ありがとう。
どうもお待たせしました」

峰「お待たせしました。
案内ありがとう」

宮根さんと峰さんはスーツ
でピシッとしていた。

俺の知らない姿だった。
もう大人っぽくなっていた

??「いえいえ。それでは
失礼いたします」

宮根「ちょっと待って。
お茶出してもらえへん?」

??「かしこまりました」

そっと扉を閉めて出て行く

宮根さん達は黙って席に
座って履歴書を見ていた。

一言も話しをしてこない。
重い沈黙が流れていた。

蓮「えっと・・あの・・」

コンコンコン・・・ガチャ

??「失礼します」

宮根「あぁ。ありがとう」

峰「置いといてください。
後はこっちでやります」

??「いえいえ。どうぞ。
それでは失礼致します」

そっと扉を閉めて出て行く

足音が聞こえなくなるまで
ずっと無言になっていた。

そして足音が聞こえなく
なった瞬間態度が変わる。

蓮「えっ?あの・・・?」

ネクタイを外し姿勢を崩し
俺の知っている昔の自由な
インカの姿になっていた。

宮根「おう。野田。お前も
姿勢崩してええぞ。そんな
構えられてもしんどいわ」

蓮「そんな事言われても」

峰「別に初対面やないしな
本音を言えばええねんや。
マニュアル通りの受け答え
されてもわからへんねん」

宮根「あ~。そうやなぁ。
あれはもう本音見えへんし
嘘ばっかって感じやしな」

蓮「あの・・・そんな事を
言われたら困りますって」

今から面接なのか?
この人達はまともに面接を
する気がないように見えた

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