g-58話 電話応対

2022年9月21日水曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
??「はい。こちら・・・」

蓮「あのっ。すいません。
野田と申しますけども」

??「お世話になります~」

蓮「あの。宮根さんを
お願いします」

??「・・・宮根ですか?
少々お待ち下さいませ」

保留音が流れていた。
俺は緊張して待っていた。

宮根「はい。宮根ですが」

蓮「あのっ。すいません。
ほんとおひさしぶりです。
野田です」

めっちゃびびってしまった
昔死神さんに殺されそうに
なったこともあった・・・

いい思い出が少なすぎる。

宮根「なんの用やねんや」

蓮「あの。龍太からですね
昨日履歴書入れて電話を
してこいと言われまして」

宮根「お前日本語おかしい
ちゃんと説明してくれや」

蓮「あの・・すいません」

心臓がバクバクいっていた
電話で話しているだけだが
殺されるような気がしてた

過去って・・・恐ろしい。

なんとか細かく説明をした
そうすると・・・

宮根「あ~。電話やったら
よくわからんから来いや。
そのまま面接したるから」

蓮「はいっ。お願いします
いつ行けばいいですか?」

宮根「そやなぁ。今日や」

蓮「今日?今日ですか?」

宮根「時間は昼からやなぁ
1時過ぎぐらいに来いや」

蓮「1時過ぎって・・・
そんな適当なんですか?」

友達との待ち合わせ感覚で
言われると本当に困る。

面接に1時過ぎに来いって
言うのはこの人ぐらいだ。

宮根「ほな。待ってるわ。
じゃあまた後でな~」

蓮「あっ。ちょっと~」

ツーツーツーツー・・・
電話を切られていた。

まさか今日って言われる
とは思っていなかった。

蓮「今10時過ぎか・・・
あかん。早く用意しよ」

しかも3時間後って・・
相変わらず無茶苦茶だ。

だけど俺は知っていた。
俺の対応能力を試してる

インカのやり方だった。

突然の事に対応ができる
かどうかはこういう時の
対応でわかってくるから

ロバートと一緒にいて
こういう事になれていた

蓮「よし。じゃあ行くか」

なんとか用意をして龍太の
スーツを勝手に借りて着て
面接に向かっていった。

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