蓮「さてと。じゃ行くか」
翌日朝10時に外に出た。
まずは情報収集に向かった
向かった先は・・・職安だ
現役大学生が職安なんかに
来る事はまずないだろう。
蓮「求人出してるかなぁ。
さっさと探そうっと・・」
職安はなんか空気が悪い。
運気が下がりそうな空気で
長居したくない場所だった
蓮「うーん・・・無いか」
2時間ほどパソコンの前で
探してみたけどなかった。
蓮「ってことは・・・
新卒採用のみって事か?」
ひとまず職安を出てマクド
へ行って少し考えていた。
蓮「すでに手掛かりが・・
無くなってしまった・・」
いきなりお手上げだった。
俺の手段はあまりに少なく
やり方も全く無かった。
初日は・・・それで終わり
俺は家に帰って龍太を待ち
帰ってきた龍太を捕まえた
蓮「ごめん。龍太助けて」
龍太「なんやねんな・・」
今日の事を報告した。
かなり恥ずかしかった。
龍太「職安行ったんかぁ。
まずはそう考えるやろなぁ
そんでその後どうした?」
蓮「なんも・・・してへん
ずっと考えてたんやけど
全然答えが出てこんくて」
龍太「はぁ・・そうなんか
だったら履歴書送っとけ」
蓮「履歴書送るんか?」
龍太「書類選考してるって
言うのは聞いてるからな」
蓮「俺住所を知らんけど」
龍太「教えてやるわ。名刺
を一枚もらってるからな」
蓮「せやったら最初っから
教えてくれたらええやん」
龍太「自分で考えて行動も
せんやつにチャンスなんて
やるわけないやないか」
蓮「そりゃそうやけど。
ロバートの言葉なんか?」
龍太「もともとはな」
龍太は俺よりもロバートと
接している時間が長いから
もっと教えてもらっていた
ちょっと羨ましかった。
龍太「ほれ。これがそう」
蓮「マジで・・・?」
それは宮根さんと峰さんの
名刺だった。
蓮「すげぇ・・・これ。
代表取締役と専務取締役」
龍太「早くメモれって。
その名刺は大事やからな」
蓮「あぁ・・・わかった」
俺は住所と電話番号を控え
龍太に名刺を返した。
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