g-47話 過去の敗北

2022年9月10日土曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
父「結婚ってまだ学生・・
学生結婚する気なのか?」

真帆「大学卒業してから。
大学生のうちはしないよ。
そんなにバカじゃないし」

父「母さんは・・・?」

母「いいと思いますよ。
蓮君の事は真帆から色々と
聞いていますし」

真帆「後は父さんだけ。
結婚してもいいやんね?」

真帆は簡単に父親に聞く。

父「私は・・・反対だ」

まぁ当然だろう・・・
断られるのはわかってた。

真帆「えっ?なんでよ?」

母「なにがダメなの?」

わかってたのは俺だけだ。
真帆達はわかってなかった

やっぱりどっかずれていた
金持ちってのはわからない

父「真帆と結婚するのなら
やっぱり財力がないとな。
野田君の実家は?」

蓮「ただの中流家庭です」

父「自営業?法人社長?」

蓮「サラリーマンです」

真帆「そんなん関係ないよ
なんでそんな事聞くの?」

父「関係あるんだよ。
今までパパは真帆に苦労を
させてきたことはないんだ

真帆を幸せにできるほどの
財力を持ってないと私は
真帆を任せられないんだ。

野田君には悪いが・・・
真帆を幸せにできるとは
どう考えても思えない」

真帆「なんでなんよ。お金
が全てじゃないって」

蓮「そうですね。あなたの
いうとおりです。僕は真帆
を幸せにはできませんね」

真帆「ちょっと。蓮まで」

父「真帆は大事な娘だ。
幸せにできないっていう男
に任せるわけにはいかん。
それに就職するにしても
ゼネコンや大手じゃないの
なら将来がないからな」

蓮「僕はゼネコンでも大手
でもそんな賢くはないので
将来も昇進もないですね」

父「向上心もないのか?」

険悪なムードが流れる・・
そこに真帆が止めに入った

真帆「ちょっと止めてよ。
なんで喧嘩になってるんよ
パパ。お金じゃないねん」

父「きれいごとを言うな。
真帆。お金がなかったら
幸せになんてなれないぞ」

蓮「きれいごと違います。
真帆は親がお金あるから
お金じゃないって言える。
お金持ってない人が言えば
きれいごとですけどねぇ。
まぁ僕は言えませんがね」

俺は一歩も引かなかった。
立場でモノを言わせない。

それぐらいの知識と経験は
インカを見てたしロバート
の決着のつけ方を見てきた

過去の敗北をここで使った

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