コンコンコン・・・
部屋の扉をノックされる。
母「真帆~。そろそろ
降りておいで~。お父さん
帰ってきたからね~」
真帆「はーい。ありがとう
すぐに降りるからぁ~」
蓮「はぁ・・・医者かぁ」
真帆「大丈夫やって。ほら
早く下に降りていこうよ」
真帆に押され降りていく。
リビングに向かっていった
真帆「パパ~。お帰り~」
父「あぁ。ただいま」
真帆「こちら彼氏の野田君
前に真帆が言ってた人~」
司「はじめまして・・・
野田です。」
父「あぁ。そうか・・・
どうも。こんばんわ」
この瞬間・・・わかった。
俺は・・・歓迎されてない
真帆「じゃあ挨拶もすんだ
しとりあえず蓮も座って。
もう真帆お腹空いたよ~」
父「まぁ座って座って」
蓮「はい・・すいません」
ひとまず席について座る。
真帆は俺の隣に座った。
真帆「蓮は何飲む~?
ビールでいいかなぁ?」
蓮「いや・・・お茶で」
真帆「なんで?いつも
ビール飲んでるやんかぁ」
母「遠慮なさらずに」
蓮「いえ。お茶が飲みたい
のでお茶でお願いします」
酔って話しはできない・・
歓迎されていないのだから
父「私はビールもらおうか
真帆。注いでくれるか?」
真帆「はーい。パパ~」
父「おっとっと・・・」
真帆「ごめん入れすぎた」
父「大丈夫。大丈夫」
蓮「これは・・・あかん」
見てすぐにわかった。
真帆の父は娘を溺愛してる
話しさえできないと気づく
母「蓮君。食べてね~」
蓮「はい。いただきます」
真帆「蓮。よそったげる。
お皿貸して~」
蓮「いいよ。自分でやる」
真帆「うちがやったげるよ
あたしがよそいたいのっ」
蓮「じゃあ・・・ごめん」
真帆が俺に気を遣うのを
避けるようにしてたのに
完全な逆効果だった・・・
身動きが・・とれなかった
真帆「蓮。これ美味しいよ
ママのナポリタン食べて」
蓮「うん・・・食べるよ」
真帆が適当によそってくれ
俺は静かに食べ始めていた
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