g-42話 気兼ね

2022年9月5日月曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
真帆「蓮と付き合ってから
適応能力高くなってさー。

蓮のいる部屋に蓮と一緒に
外食して気兼ねなくいられ
たら別になんでもいいや
思ってたらどうでもよくて

あたし柔軟なったやろ?」

蓮「柔軟なったって・・・
そんな軽く言うなよ・・」

女の精神は簡単に変わる。
男に簡単に合わせてくる。

真帆「さっ。早く入って」

蓮「はぁ・・へこむわぁ」

真帆「何をへこむんよ?」

真帆がスッと腕を組んだ。

蓮「ちょっと。あかんて。
腕組むのは今は禁止やぁ」

真帆「なんでなの?」

蓮「親の前でそんな姿を
見せたらあかんって。
真帆の父さんへこむで」

真帆「そうなんかなぁ?
でも蓮が言うならやめる」

蓮「あぁ。やめてくれや」

これは・・・ヤバイ・・・
住んでる世界が全然違う。

門から家までが少しあるし
庭が異常に大きかった。

蓮「あのー。真帆の親って
何をしてる人なんかな?」

真帆「医者の院長してる」

蓮「医者?あかん。無理」

真帆「何が無理なんよ~。
蓮やったら大丈夫やって」

蓮「あかんやろ~・・・」

家の前に着き玄関を開ける
廊下を見てさらに引いた。

真帆「ただいまぁ~」

蓮「もうあかん・・・
これは別世界や・・・」

玄関にトラの剥製がある
玄関がすごく豪華だった

真帆「ほら。早く上がって
ボーッとしてどうすんの」

蓮「・・・はい」

真帆「ちょっと。なんで
そんな暗くなってんのよ」

テンションが下がってた。

シュークリームを持って
きたのが恥ずかしくなった

この時に軽く決意をした。
真帆とはもう別れようと。

住んでる世界が違うから。

家に上がると人が出てきた

??「あら~いらっしゃい。
まぁ~。あなたが蓮君?」

真帆「うちのお母さん」

蓮「はじめまして・・・
野田 蓮です。今日は
お邪魔してすみません」

第一印象は7秒で決まる。
7秒間だけ頑張ってた。

母「まぁまぁ。ご丁寧に。
近藤です。真帆の母です。
こちらこそよろしくね。
蓮君のことは真帆から
色々聞いていますよ~」

蓮「あれ?どこまで?」

色々聞いているって・・
どこまで聞いてるのかが
わからなくて怖かった。

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