蓮「そんじゃあ帰ります。
お先失礼しまーす」
夕方にバイトが終わって
着替えて待ち合わせ場所へ
真帆と待ち合わせしていた
蓮「これでいっかなぁ~」
駅前でシュークリームを
買って差し入れも用意した
そして駅前で真帆が来る
のを待っていた。
真帆「蓮~。待ったぁ?」
蓮「ちょっと待ったかな。
別に気にせんでええけど」
真帆は少し遅れてきていた
いつもよりおめかししてた
スッと俺の腕を組んでくる
真帆「じゃあ行こうか」
蓮「こっから近いの?」
真帆「ちょっと歩くけど
じゃあタクシーで行く?」
蓮「いや。歩いていこう。
この辺りは初めてやから
景色もちょっと見たいし」
真帆「じゃあ歩いていこう
それ持ってるの何よ?」
蓮「あぁ。シュークリーム
せっかくご飯呼ばれるのに
差し入れせなあかんやろ」
真帆「そんなんいいのに~
苦学生が頑張っちゃって」
蓮「こういうのは大事や。
ちゃんとしとかんと後から
後悔することなんねんぞ」
ロバートが入院していた時
手ぶらで行った時は辛くて
後から後悔してたから・・
後から持っていっても
そこに気持ちは通わない。
同じミスはしたくなかった
真帆とゆっくり話しながら
歩いてるとある事に気付く
蓮「真帆・・この辺りって
こんな家ばっかなんか?」
真帆「あれ?気になる?
やっぱ建築勉強してるから
建物気になるんかなぁ?」
蓮「そういうわけやない。
ごっつい家ばっかやんけ」
気づけば周りには大きな家
ばかりが立ち並んでいた。
高級住宅街に入っていた。
真帆「このあたりは結構
大きい家が多いよ。あっ。
そんであれがあたしの家」
蓮「えっ・・?ええっ!?」
さすがにドン引きした・・
真帆の家は豪邸だった。
蓮「真帆・・・マジで?」
真帆「うん。マジやけど。
さっ。ほら中に入ってよ」
真帆がでかい門扉を開けた
真帆が普通に入っていく。
蓮「あの・・・真帆?」
真帆「ほらぁ。早く入り。
何をびびってんのよ?」
蓮「ちょっとこっち来い。
ちょっと会議しようや。
お前今まで金持ちの子とか
って言ってなかったよな?
俺の住んでる小さい部屋で
泊まったりしてたやんけ。
こんなでかい家住んでたら
俺の部屋泊まれへんやろ」
俺はパニックになっていた
今までの真帆の行動から
金持ちと繋がらなかった。
俺の家によく泊まりにくるし
外食は安居酒屋だったし
0 件のコメント:
コメントを投稿