g-38話 逆プロポーズ

2022年9月1日木曜日

③-大学卒業-

t f B! P L
真帆「遠距離はあたしも
できへんから一緒だけど。
うちは別れる気はないよ」

蓮「どういう事やねんや。
わけわからん事言うなや」

真帆が箸を机に置いた。

真帆「あたしは蓮と一緒に
いたいとずっと思ってる。
蓮は・・・どうなんよ?」

蓮「いたくてもおられへん
願いと現実は違うやんけ」

真帆「今は蓮の気持ちだけ
を聞いてるの。現実とかは
関係ない」

俺の・・・気持ちだけ?
それを言うと辛くなる・・

だけど・・・真帆が真剣に
なっていたから・・・
素直な気持ちを一言伝えた

蓮「一緒にいたいと思う。
2年間一緒にいて知らん間
に好きになってしまった」

真帆が嬉しがっていた。
そして・・・決意された。

真帆「じゃあ結婚しようよ
大学卒業したら養ってよ」

蓮「そうやなぁ・・・え?
ちょっと待て。結婚って?
ごめん。今めっちゃ軽く
答えてしまったんやけど」

まさかの結婚発言だった。

俺は気を抜いて聞いていた
から変な答えをしてしまう

まさかの逆プロポーズだ。

真帆「あたし考えててん。
蓮と別れたらあたしあかん
くなると思ってるんやんか

別れるか結婚するかを天秤
にかけた時に別れたら今度
また新しい男を見つけたら
いいんやけど蓮みたいな人
っておるんかな?って考え
たらおらへんと思った。

結婚するとなったらこの人
とずっとおれるんかなぁ?
って考えたらおれるねん。

それに蓮を他の女になんか
渡したくないからさぁ。
だから結婚したいねんよ」

蓮「ちょっと待てって」

真帆「もちろん今は無理。
蓮が勉強に頑張ってるのは
知ってるから邪魔はしない
卒業してからでええねん」

真帆は笑って言っていた。
こっちのいう事は聞かずに
話をどんどん進めていた。

ロバートか?と思った。

蓮「考えが軽くないか?
真帆は結婚は30ぐらいで
いいって言ってたやんか」

真帆はもっと遊びたくて
結婚は考えてないと以前に
言っていた。

それが・・・なんで?

真帆「人は変わるねんよ。
前に蓮が言ってたやんか。
もう2年も一緒におったら
女は変わってしまうって」

蓮「それでもなぁ・・・
真帆と結婚かぁ・・・」

考えてもいなかった。
この時期に結婚の事は・・

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