g-7話 初代インカ陣

2022年8月1日月曜日

-高校3年生-

t f B! P L
先生「野田。お前は進路は
どうするつもりや?」

野田「どうしましょうかね
あんま考えてないですね」

先生「はぁ~・・お前は」

3年の2学期のこの時期に
俺はまだ進路を決めてない

先生は深くため息をついた

先生「就職か進学か・・・
どっちがええんや?」

野田「進学がええかなぁ」

先生「そうか。お前は
意外と成績ええからなぁ。
進学した方がええかもな」
推薦もあげれそうやしな」

野田「推薦って?」

先生「なんや?知らんか?
工業高校から工業大学への
推薦枠ってのがあるねん」

野田「へぇ。そうなんや。
じゃあ俺も推薦下さいよ」

先生「まぁ。そう焦るな。
大学いっぱいあるからな。
適当に用意してやるから
それ見て大学選べや」

野田「は~い。そんじゃあ
よろしく頼んますね~」

俺は面談も軽かった。
あまり考えていなかった。

それから数日が過ぎてから
先生がパンフをくれた。

蓮「全部地方ばっかやなぁ
工業大学地方ばっかやん」

パンフレットを見ていると
近畿圏から外れていた。

近畿圏の大学は成績が優秀
な人が推薦をもらうような
レベルの高い大学だった。

なのでそこで争うと難しい
ので安全圏の地方だった。

俺はそれから選んでいって
適当に大学を決めた。

蓮「福井県の大学かぁ」

大学にどうせ入るのなら
勉強に集中しようと思った

もうやりたい事はやったし
ロバート達と一緒に過ごし
たような経験は無いだろう

初代インカ陣もみんなが今
勉強と仕事に集中している

まだ19ぐらいで遊びたい
はずなのに・・・

俺はインカとは関係ないが
社会に出たら今度は仲間と
して初代インカ陣と一緒に
過ごしたいと思っていた。

俺なんていてもいなくても
どっちでもいいような感じ

それでもいいから俺は今と
同じようについていきたい

心の奥底でそう思ってた。

だから・・・俺も19からは
勉強して少しでもみんなの
役にたちたいと思ってた。

だって・・初代インカ陣は
ロバートの意思を継いでる

ロバートと同じように・・
勝ちに拘る連中なんだから

絶対に楽しいと思った。

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